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2013年12月18日17:09

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「ロスジェネの逆襲」(池井戸 潤 著)

 
『半沢直樹シリーズ』 の第3弾である。
もう少しで乗り過ごすところだった・・・・!(汗)

文庫化されている2冊は、『1』 が大ヒットドラマの大阪編(1〜5話) として、『2』 は東京編(6〜10話) として映像化されました。
大阪編には特にしびれたものです。
もちろん、東京編も半端ない面白さで。

その続編となる単行本が、本書。
ドラマの続きが気になって気になって仕方がなく、購入・・・・ ではないのです。
作者のファンだし、ざっと斜め読みした書評で褒められていたため、ネットの古本屋で、半額ぐらいになるのを待って注文したのは、まだドラマ化が全く報じられていなかった頃。
で、次はそろそろこれを読もうかなと、本の山から抜いて、頂上に積み直していたら、ちょうどドラマがスタートし、本書がシリーズ3作目なのを初めて知ったのです。
” ドラマを観てからだな ”

最終回まで観終わった時には、「ロスジェネ」 より先に読むべく 1、2作の購入を決めていたのでした。
間もなく、2冊とも入手。
『1』 の 「オレたちバブル入行組」 は、11月中旬に宝塚映画祭へ行く電車の中で一気読み。
『2』 の 「オレたち花のバブル組」 も同様に、下旬にTAMA映画祭へ向かう新幹線の座席でまたまた一気読みしたのでした。
今回も。

[青春18きっぷ] の季節がきたのでちょっと神戸まで出かけた行き帰りに車中で一気読み・・・ するつもりだったのですが、途中、混んでいて立っていたため本を広げられない区間があったものですから読みきれなかったのです。
電車が岡山駅に近づいてきた頃は、ちょうどクライマックスにさしかかり、正に頁を繰る手が止まらない状態!
ふと ” 今、どこ?!” と本から目を上げたのが、岡山駅に着く1〜2分前で良かった。

最近では一番、ドキドキしながら読み進めた本でしょう。
『1』 『2』 もわくわくドキドキで文字を追ったものの、先にドラマを観ているため展開は頭に入っていました。
それでも尚、飛びっきりの面白さだったのですが、今作は全くの白紙状態。
山場では心臓の鼓動がはっきりと感じられたものです。

今度の舞台は、東京中央銀行の系列子会社。
そう、ドラマの最終回のラストシーンで半沢が出向を命じられた東京セントラル証券なのです。
彼が敢然と戦いを挑む相手とは、何と・・・・!?

映像化されるのは間違いのないところ。
やはりドラマということになるのでしょうが、映画でもいけるボリュームに思えます。
観てみたい、今作では第一章の最後に出てくる 「やられたら、倍返しだ」 を大きなスクリーンで。

巨大IT企業の買収を巡る攻防は、果たしてどういう決着をみるのか?!
半沢に待っているのは、昇進の辞令か、新たな出向先への片道切符か。

雑誌連載中のシリーズ4作目を早く単行本で読みたい!

 
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