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2023年12月09日23:11

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ど名曲プログラムを聴く・・・センチュリー豊中名曲

クラおた親父は、斜に構えるからダメなのかもしれないです。

豊中 豊中市立文化芸術センター大ホール
センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.28「ゆるやかな片鱗」
阪 哲朗 指揮 日本センチュリー交響楽団
(客演コンサートマスター 山本友重)
ピアノ独奏 菊池洋子
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68

ド直球名曲プログラム。最強の組み合わせの2曲プロ、といってもいいかも。シューマン/クララ/ブラームス、その絆と互いの想い、というテーマが背後に意図されていることは解りすぎるくらい解るのだが、それがこの「ゆるやかな片鱗」という小説(https://www.toyonaka-hall.jp/wp-content/uploads/2022/12/meikyoku28_rensai1124.pdf)とは全くと言っていいほど共鳴しないのがなんともチグハグではあります。

演奏自体はというと・・・コンチェルトは、菊池さんのピアノがいま一つ。音色のヴァリエーションに乏しく、いささか退屈です。結構はっきり分かるようなミスタッチも感興を削いでしまい、ぐすたふくんはうーんという感じ。むしろアンコールに弾いたブラームスの子守歌のアレンジの方が音色を楽しめたと思ってしまうのだが、こういうことを思ってしまうのもクラオタ親父の嫌味なところなのかもしれませぬ(苦笑)。

後半のブラ1は、阪さんのスタイルなんでしょう、ブラームスだからと言って重くなりすぎたり力が入りすぎるのを注意深く避け、書かれた音符を美しく響かせることに注力したような演奏。両端楽章など、流れるようにクライマックスへと持っていくあたり、まあなんとも心憎い。好感を持って聴きましたが、ぐすたふくんが好きなタイプの演奏ではなかったですね。これも、クラオタ親父の嫌味なところなんでしょう(再度苦笑)。

会場は、ブラヴォーもかかって結構いい反応。このシリーズのコアな聴衆が育っているような印象ですね。それがなにより、と思います。
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