とうとうアニメ版贄姫と獣の王が終わってしまった。
もともとは紀伊国屋のコミック売り場 (アドホック)で絵がきれいだから試しに買ったのだけど、あまりに面白くて続きも大人買い、尚且つ終盤は45年ぶりに連載中の「花とゆめ」を買ってしまったよ
「花とゆめ」は知っている人は知っているけど 雑誌タイトルは少女漫画っぽいけど、過去、実は男性でも楽しめる漫画を多く連載していた。
ブルーソネット、動物のお医者さん、夏目友人帳 etc.
そしてこの「贄姫と獣の王」一見いまどきの異世界恋愛ドラマかと思いきや実はかなり深い作品だったのだ。
近しい作品としては 川原泉の「ブレーメンII」
これは「Sense of Gender 特別賞」をとった作品で人間と動物が進化して生物体との交流を描いているが多分これに近い。人間と魔族の異種婚譚のようで、多様性を拒否する既得権益と多様性を受け入れる人々との対決
人間と魔物が共存する世界で魔物の国にいけにえとして連れてこられた少女が魔物の王と恋に落ちる話であるが、いやいや展開はこれ少年漫画でしょうという胸熱な展開
まず、魅力的な登場人物が多数登場する。爬虫類族のアミト姫とヨルムンガンド親衛隊長との恋の行方が気になりつつ、ラスト、サメの軍隊がおいしいところをかっさらっていくとか。
連載終了時にアニメ化の発表があって待つこと2年。長かった。
というわけで反省会
・第一話のテンポが若干遅い。原作ファン以外には引きが弱い気がする
・爬虫類族のアミト姫のエピソードが削られてて残念
第一話、若干引きが弱いのが気になるが、X(Twitter)では皆胸熱な展開に感動したようで原作ファンとしては非常にうれしい
アニメ化としてはまあまあ良かったと思う。未視聴の人には原作も含めお勧め
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