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2023年06月28日02:40

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左側・右側通行?


両陛下の入られた電車の運転席、明らかに右運転台だ。
つまり、わが国とは逆、現地の鉄道は右側通行なのだ。

まあ、わが国で使われた中古通勤型電車も数多活躍しているが、これらは当然、左運転台。
鉄道の場合、道路とは逆で、、線路傍の信号機見通し易さのため、通行方向側に運転台を設置するのが普通だ。
まあ、例外もあって、我が国の仙台市営地下鉄の電車は右運転台だ。
ATCで、車上信号機なので、信号見通しは考慮しなくて良い。
乗務員(運転士)によるホーム上監視を重視した結果だ。

海外鉄道の写真などを観れば判る、アメリカやドイツ、ロシアなどの列車の機関士は右側に乗っている。
イギリスの列車の場合は、左側運転台だ。

「チョット待ってよ、コレ、フランスの TGVの運転士さん、左側に座って運転しているわよ!」
「え、何よ、パリメトロは右側に・・・?」

「機関車に亀さんのイラスト、可愛い! イタリアの列車。あら、こっちも左側に機関士さんが・・・。」

・・・・

実は、フランス、イタリア、共々、道路は右側通行ですが、国鉄は左側通行なのです!
他、ヨーロッパではスイス・スェーデンなどが、道路は右側通行なのに、鉄道は左側通行なのです。
無論、路面電車や、それらと直通運転を行う鉄道路線は、道路と合わせて右側通行で、地下鉄もそれに準ずるといったところか?

アジア各国では、中国、南北朝鮮、台湾が、
道路は右側通行だが、鉄道は左側通行!

それぞれ、建設された時代の歴史を引きずっているワケですね。

アメリカ何ぞ、路線によって違う!
と言うか、原則右側通行ながら、それぞれの線路を単線運転できるのがデフォルト。
面白い歴史を引きずっているのが、カリフォルニアの Cajon Pass!

SLの時代に建設された、東西を繋ぐ、この峠越え路線は、勾配を緩やかにするため、北側に大きく迂回するように単線で敷設されました。
複線化された際は、電気式ディーゼル機関車が投入されていて、比較的急勾配も、発電ブレーキで安全に通行できるようになったため、元々の線路の南側に、西行き線として増設されました。
その結果、必然的に左側通行!となってしまったのでした。

さて、フランス・スイス・イタリアの国鉄が何故?左側通行なのか?
この辺は、道路の右左通行の由来と同じく、解りません。

さて、インドネシアに話を戻そう。
インドネシアは、道路交通は左側通行だ。かつて、日本が実行支配していた名残りだ。
で、何で鉄道は右側通行!?

オランダの植民地だった歴史を忘れてはいけません。
この地の鉄道は、オランダが敷設したのでした。
軌間こそ狭軌の 1067mmなれど、本国のオランダ国鉄と同様の、右側通行で設計されていた。
そこで、オランダ勢力を追い出した旧日本軍も、鉄道に関しては、システム変更せず、右側通行のまま活用したのでした。
ちなみに、日本統治下、軌間統一!なども行われていた。

現在でも、新設の鉄道に関しても、右側通行が採用されているのです・・・。


///
■天皇陛下、電車の運転席へ インドネシア訪問2日目
(朝日新聞デジタル - 06月18日 16:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7455321
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