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2023年05月28日16:53

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定期らしい定期を堪能した気がする・・・センチュリー定期

この土日は終日多忙のため、記事を書くのが遅くなりました。

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー 第273回定期演奏会 (2023年5月26日(金) )
出口 大地指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 松浦奈々)
ピアノ独奏 務川 慧悟
イベール:ディヴェルティメント
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
ドヴォルザーク:交響曲 第6番 ニ長調 作品60 B. 112

このラインアップ、ドヴォルザークの6番を遥か昔に聴いたことがあるくらいで、あとは全くの初耳。やっぱり、定期は出会いの場でもあるので、こういうプログラミングは大歓迎です。

でも実はこれ、結構長いプロ。終わったのは9時半。気がつけば、という感じで、それほど長さを感じなかったのは、指揮の出口さんの爽やかな指揮ぶりによるところが大きかったかも。イベールの軽妙洒脱、ドヴォ6の人懐っこさをさらりとやってのけ、聴き終わった後一服の清涼感すら感じます。本当に幸せな気持ちにさせてもらいました。センチュリーも熱演で応えて、特にドヴォ6の1楽章で見せる前のめりの松浦さんの迫力など、なかなかのものでありましたね。

一方、やぱり真ん中のプロコのpコンが超重量級の難曲で、これが最大の聞き物。

務川さん、昨年度は豊中名曲に自身初のラフマ3番で登場し、満員の聴衆を唸らせたとのことだったが(残念ながら、僕は聴けず)、今回初めて聞かせていただいた印象は「スケール感」と「繊細さ」を併せ持った「鋼のヴィルトゥオーゾ」。正直に告白すると、ここまで聴いてきた同世代の男性ピアニスト(角野さんを入れるかどうか迷うが、あと反田、藤田、高木の面々)の中では頭抜けてるんじゃなかろうか、と思いました。

とにかくめちゃくちゃ難しいこの曲、その全ての音がしっかりと鳴っているのみならず、「とても美しい」んです。とくると、もっと行って欲しいところで物足りなくなってしまうことが並のピアニストのプロコの場合ままあるのだが、そこもまあ見事な破壊力。舌を巻く、とはこのことか。

このピアニストをして3位しか与えないエリザベート国際コンクールというのもすごいコンクールだなあと思った次第です、はい。凄いもの聞かせていただきました。

ここまできたら、この人でバルトークが聴きたいです。来年度、在関西のオケ、どこかで組んでいただけないものでしょうか?

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