ロストケア鑑賞から讃岐の食堂☆ファイル１０７　高松東イオンシネマ前の牛タンと焼きプリン。

雲一つない抜けるような春空。
自転車にて、今日も映画鑑賞に出かけます。


相引川沿いの桜咲く赤牛公園やパワーシティ屋島を遠目に観ながら・・・
　

さらに屋島西町に入ると改修中の西村ジョイ屋島店が眼前に見えて来ます。


例のごとく屋島大橋を渡ってまたまた、やって来ましたイオン高松東。

今日も水曜日のサンクスデーにて１１００円です。



10時30分上映。
小劇場ながら今日観る「ロストケア」は、ほぼ満席状態でした。
シン・仮面ライダーに出てきたコミカルなサソリ女とは全く違う、感情をむきだし魂を揺さぶる演技の長澤まさみさん。同じくシン・仮面ライダー２号の親にして名優の柄本明さん。そして松山ケンイチさんの淡々とした中にも迫真の演技が光る三つ巴に、答えの出ない重いテーマが沁み込むように心に浸透し、涙してしまいました。

日記としては“４２人の命を奪った、誰にでも優しくて有能だった介護士。彼はそれを救いだったという。それに反発して裁こうとする検事にも施設に入った高齢の認知症の親がいて・・・”と言った障りだけのあらすじに留めておきましょう。
これから、もっと深刻になるであろう超高齢化社会の闇がこの約１２０分の中の映画に凝縮されています。

ちなみに２０１２年に賞を取った小説が原作で２０１６年に起こった「やまゆり事件」を元にしているわけではなく、完全にモデルのいないフィクションだそうです。

高齢となり、認知症を患った親や配偶者の社会保障でだけでは賄いきれない介護。
検事役の長澤まさみさんの「人には見えるものと見えないものがあるんじゃなくて、見たいものと見たくないものがある。」と介護士役の松山ケンイチさんの絆と呪縛は表裏一体の意味合いを込めたセリフが身につまされる思いでした。
これは私やあなたの今、若しくは未来の物語かも知れませんね・・・。



帰る前にイオン高松東と道路を挟んですぐ向かいにある「和食家 伊万利」で昼食とします。

伊万里焼の“里”と“利”の一字違いですね！器は伊万里焼を使っているのでしょうか？
店前にあるお昼メニューでしばし考えます。

入店するとカウンターに案内されて、お冷やか熱いお茶かと問われ、熱いお茶を選択。まだ寒さと暖かさの狭間にある季節ですから、ありがたい心づかいですね〜。
オリーブブランドなどのハマチや讃岐三畜を使ったメニュー群や目の前にあったデザートセットにも心惹かれつつ、注文したのは「牛たん塩タレ御膳（１２００円税込）」に「焼きプリンのコーヒーセット（４００円税込）」。
まず牛タン御膳がお目見え！
ぶつぎりたんちゃんで牛タンバーグは食べましたが、ガチの奴は仙台以来かも？薄切りですが、牛タンってこんなに美味しかったですね〜。下に炒めたニンジンやタマネギ、モヤシなどの野菜もしっかり入っていて、ご飯、味噌汁、漬物、茶わん蒸しの５点セットの御膳はなかなか良かったです。

食べきったのを見計らって、チーズケーキ風のプリンとホットコーヒーが来ました。焼きプリンと言うだけあってビターな味わいでコーヒーともよく合ってました。

今回は、お値段的に安さは感じないけど、確かな食材で良質な和食を頂くことができたと思います。支払いはペイペイとしました。

和食家 伊万利
【住】香川県高松市福岡町3-4-18
【電】087-800-7084
【営】11:00〜14:00 17:00〜20:00
【休】日曜
【席】32席
【駐】店前5台くらい


帰りに福岡町から見る屋島の台形は二段構えで、四国村側とはまた違った顔を見せてくれました。