銀河鉄道・・・

高校一年生だった頃、テレビは、ニュースと天気予報以外、視てはいなかった。
好きだった漫画も、ほとんど読まず、鉄道趣味やプラモデル類からも遠ざかっていた。
まあ、時刻表は読んでいたが・・・。

理由は、学校の勉強について行くのが大変だったから。
高一の一学期の成績が、散々だったコトもあり、何とか、
上位とは行かないまでも、水準以上にならなければ、と、学業に専念していたからだ。

学業に専念しなければ、とは思いつつ、音楽系部活にも関わっていたが、コチラは、１年次の終わりに退部した。
音楽系だから文化系部活だったのでは？
イヤイヤ、悪い意味での体育会系の部分が多かった！ので、ヤメたのでした。


将来の進路だのなんだの、モヤモヤしていた高校一年の、半ばか、終わり頃だったか？
近所の書店で、「銀河鉄道999」のコミックを購入して、読み耽った・・・。
よく憶えていないが、確か、第1巻を手に取って数ページ読んで、
「面白そうだ！」と思って、店に並んでいた最新巻までを購入して、帰宅後、直ぐに読破！
その後も、何度も読み返した。

その後、弟や、その他の家族全員、愛読者になった！

小学生時代に読んだ、SF小説の世界とは違った、「暗い未来」的な世界観だったが、
色々な意味で、共感できる部分も感じた。

この頃からだろうか？
大人だの、指導者からの指導的意見に対し、
一方的に、
反発するでもなし、
イエスマン的に迎合するでもなし、
「そういう考えもありますね、ありがとうございます」的に、
上手く対応できるようになってきたのは・・・。

999を先に読んでいたおかげで、
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだ際、
一方的に絶賛するでも無し、
批判的考えばかり湧いてくるでも無し、
中立的に、他人に説明できるようになった！？
とか、表現したら言い過ぎだろうか？


いずれにせよ、松本零士先生の作品を読んだことが、私の後の進路に影響を及ぼしたのは、紛れもない事実だ。

御冥福をお祈り申し上げます。


999号にて；
車掌「先生、グリーン車の席を用意しました」
松本零士；
「いや、こっちの普通席に乗せてくれよ、空いてるだろ・・・。」



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■「列車は人生そのもの」＝松本零士さん、原点に青春の旅立ち
(時事通信社 - 02月20日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7307836