ピクサーの大ヒット映画「トイ・ストーリー」のスピンオフ作品。
「トイ・ストーリー」の、おもちゃ達と主人公の少年の心温まるストーリーを期待していたら、肩透かしを喰らうかもしれません。
「光の速さで移動すると時間の経過が遅くなる」という「浦島効果」(アインシュタインの特殊相対性理論)
「一つの時間軸に、同じ人間は同時に存在できない」(もしあなたがタイムリープ出来たとしても、過去や現在の自分と会う事はできない)という「タイム・パラドックス」を扱っていて、なかなか見応えのあるSF大活劇。
「バズがたった4分だけ宇宙へ行っている間に、なぜ地上にいる相棒がおばあちゃんになってしまったの?」と、子供に訊かれたら、あなたはどう説明しますか?
昔のSF映画は「宇宙人やUFOが出てくる幼稚で子供向けなもの」と言われていましたが、今のSF映画や小説は大の大人でも理解しがたい物理学の知識で裏打ちされているんですよ。
こういう事を書くと「え!難しい話なの?」と身構えてしまわれるかもしれませんが大丈夫。
そういう頭が痛くなるような設定が分からなくても、とても楽しいですよ!
責任感が強くて頼りがいがある反面、未熟な新人をどこか見下すような態度の傲慢なバズが、やがて理想的なリーダーになるところは、主人公の精神的な成長を描いていて面白い。
宇宙船をコントロールする重要なパーツの接続不良が起きた時に、バズがパーツの接続口に必死で息を吹きかけていたシーンには笑いが止まらなかったw
ファミコンのカセットが接続不良の時、狸も必死でフーフーしてましたw
苦言をひとつだけ
作品の予告編でこの曲が流れていたので、劇場で聴けると期待していたのですが…。
エンディングで、この曲で締めていたら拍手!してました。
https://youtu.be/1AvF-l12s3I
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