朝。
ドッグランに到着して、深大寺の鐘を聞く。
坊さんは何時に寝て起きているのだろう。
鐘は5時だ。
起きてから鐘を撞く前に、何かしているのだろうか。
交代制なのだろうか。
なんも知らんな、坊主の暮らし。
我が犬は目が覚めると、私が寝ている横に来る。
そして、私が起きるまで、待つ。
ワンともスンとも言わずに待つ。えらい。
おすわりの姿勢で、寝ている私を見下ろしている時も有るし、
布団の横で伏せの姿勢で待っていることも有る。
私は犬が来れば目が覚める。
しかし、すぐに対応はしない。
一度撫でたらもうやめるわけにいかなくなるから、待たせておく。
そろそろかまってやろうと思ったら、寝返りを打って目を合わせ、声をかけ、
手を出す。
すると、犬もお手を出す。
撫でて撫でて撫でて が始まる。
しばらく、横になったままかまってやる。
これが、4時半の日も有れば、3時のことも有る。
3時は早い。早いよ。
しばらく待っても明るくなってきやしない。
私も夏場は早起きである。
3時台に起きることも有る。
ただ、自発的に目が覚めるのなら良いのだが、
何かの刺激で起こされるのだと、睡眠リズムが狂う。
それはすぐに体調に影響する。
犬と別の部屋で寝ようか。どうしようか。
※
ドッグランの中に、木が3本植えてある。
木には支柱が添えてある。
あの、鳥居みたいなヤツ。
支柱の横木んところに脚を掛けてストレッチするのが習慣だ。
あの支柱をなんと呼ぶのか調べてみたら、なんのこたあない、
「鳥居支柱」だった。
見たまんまで良かったのだ。
※
数日前のこと。
木の肌は昨夜の雨で湿っている。
朝日が射して光っている。
何か、虫がいる。
背中の模様のところが透けている。
ダンゴムシの雌かな?ずいぶん高い位置まで登っている。
いや間違いだ。
これは、テントウムシの羽化だ。
脱皮の最中だ。
脱いだ皮が上に寄って、その下に新しい胴体が見えている。
そんなにのんびりやっていていいのか?
見れば、同じ木に何十匹もが同じように脱皮している。
そういう日なのね。
おめでとさん
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