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2021年05月01日15:13

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今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updates より

1)アメリカに於ける新型コロナウイルスの春の感染爆発は、どうやらピークを過ぎたようだ。42の州と首都ワシントンDCで、ここ2週間に亘って入院中の感染者数が減少している。全国の新規感染者数も昨年の10月のレベルに戻ったようだ。
入院患者数も死亡者数も減少している。
だが、例えば太平洋に面した北西部の所謂hot spotと呼ばれる諸州などではまだそれほど目立った減少は起きていないが、全国的には確かに減少傾向にある。

2)地方によっては未だ地域的な感染発生もみられるが、総体的には夏に向かって、良い傾向にあるのは確かだ、とフロリダ大学の生物学者デイーン教授がポスト紙に語っている。また、金曜日のホワイトハウスの発表によれば、ワクチン接種を完了した人数は一億人を超えたようだ。

3)だが、海外での感染者数は依然として厳しい数字を示している。中でもインドの感染爆発は驚異的で、モディ首相に対する国民の怒りが爆発の様相をみせている。モデイ首相は専門家たちの警告を無視して選挙運動を続けており、更に数百万人の市民たちが集まる宗教行事を中止させようとしなかった。インドにおける一日の新規感染者数は記録的な379,000人に達している。ホワイトハウスはインドへの渡航を禁止し、アメリカ国籍を持つ人以外はインドからの来訪者も入国を禁止すると発表している。インドでは酸素ボンベやその他治療に必要な物資や器具の不足が深刻化しており、酸素ボンベや医療用マスクや検査用キットなどの医療物資を積んだ空軍機2機をインドへ向けて派遣し、金曜日に無事インドへ到着した模様だ。

4)コロナウイルス予防ワクチンの特許特権の保護を一時停止して、世界中でワクチンの供給を急増させる案が出ているが、バイデン政権内で意見が分かれているようだ。ホワイトハウスのコロナ対策本部のトップのファウチ博士はこの案に賛成しているが、本部内の他の顧問の中には、海外のライバルたちに特許の秘密を暴露させるリスクがあるとして反対する意見もあるようだ。

5)旅行業界にも変化があるようだ。この水曜日にCDCは、一定の条件を満たせば7月にはクルーズ船運航を再開できるようになると発表している。その一方で運輸安全省は、航空機など公共交通機関を利用する際のマスク着用義務を9月まで延長すると発表している。
旅行業界は、欧州では既に外国からの来訪者の入国制限を緩和しており、アメリカでも同様に緩和して欲しいと政府に要望している。

6)2021年の最初の4か月間で、欧州経済は0.6%の減少となっている。原因はコロナの第三波とワクチン接種の遅れが指摘されている。

ブラジルでの感染拡大は悲劇的なレベルだが、諸外国の反応はボルソナーロ大統領に対する批判を反映してか、イマイチの感がある。

一方、ワクチン接種が早期に行き渡ったイスラエルでは、パンデミック関連の規制解除が進んおり、数千人を集めたイスラエルのお祭りでは45人の死者を出す集団暴走騒ぎが起きている。

中国のアジアとアフリカを結ぶインフラ建設計画は、強制労働問題を引き起こしており、地域によってはパンデミックの悪化に繋がっているとの批判も出ている。

7)アメリカでの新型コロナウイルス感染によう死者は575,000人に達し、累計感染者数は32,316,000人を超えている。



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