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2021年01月20日08:52

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イジー

ちょうど一年前の今頃は、コメディエンヌのイジー・サティーが仕事依頼でウチに来たりしていたんだ。
その時彼女は引越しを考えていて、ウチの建物の隣に並ぶ、ちょっとexclusiveな感じの隣の一軒家にとても興味を持っていた。私はその時まだ引越して3ヶ月程度だったし、言われるまで隣にある瀟洒な大きな屋敷についてほとんど興味を持っていなかった。それでそういえばという感じで興味を持ちはしたものの、その屋敷は人の出入りもなく、車の出入りもなく、バス通りに面しているのに、外からは人が住んでいるのかさえもわからない。隣の2階(ウチ)からも見えない。それが、去年の9月に突然 「For Sale」の札が建った。それで急いでFoxtonのウェブサイトでチェックして、イジーに「もう見たのかもしれないけれど、ウチの隣のお屋敷売りに出ているようです、中もゴージャスですね」というメッセージを送ったら、「見に行ったけど、私たちの予算を上まわっていて無理だったのよ、素敵よねぇ」という返事がきた。
https://www.foxtons.co.uk/properties-for-sale/se19/chpk0700376
そのお屋敷は、6寝室、£1500000。ハァ。この間取りを見てくださいよ。このキッチンにバスルーム。庭もうまいこと木で覆い隠され、まるでそこの敷地だけ昔のままみたい。でも逆に言えば、1.5ミリオンあればロンドンでこんな場所にこんなお屋敷が買えるんだ。宝くじにあったったら(買わないから当たらないけど)こんな古くて趣味のいい家が欲しい。

ウチの建物の反対側の隣にはこれまたTweeなコテージが2件並び、その角を曲がるとクリスタルパレスで一番高級と言われてるFox Hillになる。
そう、今借りている家はとても立地条件がいいのだ。クライアントが来るのにもわかりやすくて何かしら便利がよい。なによりも、丘の下にあるパート先あたりと違い、ウロついている柄の悪い連中が少ない。今は大学へ戻れない息子が当分居るから空いた部屋はないけれど、家賃の事を考えると、年の大半部屋を余らせておく経済的余裕はない。でもロックダウン第三弾の今は、それなりのスペースがあって本当によかった。庭のない狭いフラットにトドラー抱えて家で仕事してる人は本当に気の毒。私だってもしあの時元相方の家から夜逃げしてなかったら、と思うと身の毛がよだつ。それから、パートの事も愚痴ってばかりいるけれど、それがなければベネフィットに頼ることになり、家賃も払えずもっと小さいところへ否応なく引越して、娘と喧嘩する日々が続いていたにちがいない。経済的なものだけでなく、精神的なものもある。私のような出不精で内向的で人嫌いな人間でさえも、仕事であれなんであれなんらかの形で必要とされ、社会とつながりがなければ生きて行けないのだ。神様ありがとう。

本日の死者数は特記すべき1610人。
よく知らないけれどイジーの旦那さんもコメディアンであり、確か二人ともフリーランスだと言っていた。赤子とトドラーかかえて、いろいろ大変だろうな。

ウチの娘が大学へ出て行くまで1年半。その間ここに住みつづけられますように。
クロイドンの方まで離れずに、毎月の家賃が£300以上節約できるならその間2ベッドに引越してもいいとも思っているので相場を見てはいる。
https://www.rightmove.co.uk/properties/98594408#/
この物件はかなり心を動かされたのだけれど、どうしても娘の学校がとても通いにくくなるので断念。


さて、お夜食にカップヌードルでも食べて、明日はお正月にお餅がなくて作れなかったお雑煮でも作ろう。(母が12月の頭に発送してくれた小包が今日やっと届いたのだ!ウッシッシ)お母さん、小さな幸せをありがとう。
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