今朝のワシントンポスト紙 News alertより

１）全米で技術的な小さな故障が多くの市民たちのワクチン接種のプロセスを阻害している。
フロリダの保健当局のウェブサイトがこのところ膨大なアクセスで機能不全に陥っており、担当の職員たちは予算不足と人手不足で、その対処に苦戦している。

２）火曜日にジョージア州での上院議員選出の決選投票の結果で、民主党が多数を占める模様だ。
これを受けて民主党議員たちは、多くのアメリカ市民に、一人当たり２千ドルの支援金法案を通過させることが出来ると張り切っている。

３）連邦政府の担当者は、全ての労働者がワクチン接種を受けうられると明言しているが、ネブラスカ州の共和党出身のリケッツ知事は、食肉加工工場で働く非登録外国人は、ワクチンの接種を受けられないとの声明を出した。知事のスポークスマンは、ネブラスカ州の市民は全てワクチン接種の対象となるが、合法的な市民が非合法の移民たちより優先して接種を受けられる、という意味だと説明している。

連邦政府の担当のトップが、ノースカロライナ州の老人ホームの職員の多くがワクチン接種を拒否しているようだと語っている。

４）中国は、国連WHOの新型コロナウイルスの発生源の調査を妨害しようとしているようだ。だが、周知のとおり、最初に感染が発見されたのは中国の武漢市であるのは事実だ。

５）ジョージア州での決選投票の結果、民主党のジョン・オッソフ氏が共和党のペルデュー氏を破り当選した。ペルデュー氏は2014年に上院議員に当選したが、トランプ大統領の根拠のない抗議が続くなか、厳しい決戦投票に向かった結果である。

６）首都ワシントンDCでは、デモ隊が警官隊と激しく衝突を繰り返している。共和党のランクフォード上院議員が演説中、デモ隊が議会のビルに侵入したとの連絡が入り、演説を急遽中断したまま、議事進行が止まってしまった。

下院のビルも閉鎖されたようだ。
首都警察本部は、上下両院のビルの出入りは全て禁止されていると発表した。

７）首都に集まったトランプ大統領支持の数千人のデモ隊は、当日議会両院でバイデン氏の大統領当選を確定させる議事が進行しているのを知って、トランプへの最後の支持表明として暴徒化した模様である。

大統領選挙で敗北したトランプは、依然として選挙に不正があったとの根拠のない主張を続けており、支持者たちをデモに参加するよう扇動しているようだ。正午近くになって、トランプが登場してデモ隊を鼓舞し、彼が大統領に当選したのだという、誤った主張を繰り返している。

その後、バイデン氏の大統領就任を確認する議事進行中の議会を守るために召集された警官隊を大勢のデモ隊が突破し、議会ビルへと殺到し、議会ビルへ侵入したが一人が銃で撃たれた模様だ。
その後、上下両院のビルは封鎖された。

８）テレビの会見でバイデン次期大統領は、トランプ大統領がデモ隊を扇動したと非難した。
「私はこのデモ隊に対して、直ちにデモをやめて、民主主義の手続きを遅滞なく進行させるようにと語り掛けた。」と続けている。

バウザー市長はワシントンDC市全土に非常事態宣言を発令し、午後６時から水曜日の朝６時まで一般市民の外出禁止を宣言した。