今朝のワシントンポスト紙COVID-19 UPDATEより

１）マスク着用奨励を支持する声が高まっている。CDC （ 疾病対策予防センタ）の理事は「もし国民全員がマスクを着用するようになれば、アメリカのパンデミックは一、二カ月で収束するだろう」と語った。その僅か数時間後に、アラバマ、アーカンサス、コロラド、モンタナの各州の知事が、公共の場所でのマスク着用を義務付けると発表した。このニュースレターで水曜日に紹介したように、世界最大の小売店のウオールマートが店内でのマスク着用を客に求めた。ターゲット、CVS、クロガー、コールズなどの企業も同様の声明を出している。

今や全米の半数以上の州でマスク着用が義務化されているが、特に被害が酷い州の共和党知事たちは依然として頑なに自分の意見に固執している。特にここ一週間で最多の死者をだいているアリゾナとフロリダではマスク着用を義務付けていない。この水曜日に入院者数と感染者数の記録を書き換えたジョージア州のブライアン・ケンプ知事（共和党）は州内の各市に対して、マスク着用を義務づけることを明確に禁ずる法令に署名した。

２）アメリカ、カナダ、英国の三国は、この木曜日に、ロシアのネットスパイがワクチン研究の進展情報を盗もうと暗躍していると発表した。英国の国立サイバー警備センターのポール・チチェスター理事は「ロシア政府保護下のハッカーがコロナウイルス・パンデミックと戦う研究者たちに対して卑劣な攻撃を仕掛けている」と語っている。
イギリスの当局者は「ロシア情報局の傘下のスパイグループAPT29が関与している」と語り、アメリカ、カナダの情報専門家たちもそれに同意している。

３）ホワイトハウスと共和党上院議員たちは、数百億ドルの奨励金を出して学校再開を促進する計画を次の救済計画の一部に入れていると関係者たちが語っている。