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2020年07月14日11:48

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今朝のワシントンポスト紙のCOVID-19 UPDATEより

1)先週末から全米各州で新型コロナウイルス関連の死亡率が急増し、最近の感染者急増はPCR検査の増加によるものだというトランプ政権の主張を覆す結果になっている。多くの専門家は、死亡率の上昇は重症患者の急増に各病院が対処しきれなくなってきている結果で、このままでは今後も増加を続けるだろうと警告している。

2)アリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、ミシシッピー、テキサスの各州は、先週既に一日の平均死亡者数の記録を塗り替えている。
中でもフロリダは全米、いや全世界?の感染爆心地になりつつある。この日曜日には15,300人の感染者を出すというこれまでの全米記録を大きく破る惨状である。フロリダ州の人口に対する感染率は、この春にNYの感染がピークに達した時より20%も高い数字になっている。
フロリダの感染症専門家によれば、現在のフロリダの状態は半年前の中国武漢市の状態であると語っている。

そのフロリダ州のマイアミではこの週末にディズニー・ワールドが営業を再開し、NBAは選手たちが野球シーズンを全うできるようにウイルス・フリーの特別施設建設の計画を立てている。

3)一方カリフォルニアのニューソム知事(民主党)は州全土に亘り、大規模な経済活動閉鎖命令を出し、全てのバーの休業とレストランの屋内営業の禁止など多くの経済活動の休業要請を行っている。

4)国のコロナウイルス対策の失敗を認める数少ない連邦衛生管理責任者の一人、ファウチ氏に対して、ホワイトハウスは非難を繰り返してきた。NIAID(国立感染症免疫関連疾患研究所)の理事長で79歳の老科学者のファウチ博士は、最近彼自身が大統領の攻撃の標的になっている感じがすると語っている。博士は本誌編集部に、今後は大統領に対してパンデミック関連の進言をしないと語っている。博士は最近ニュース・ショウなどへの出演を禁じられ、ホワイトハウスからは「事実を歪曲している」との非公式の批難を浴びている。

5)本紙はCOVID-19の改良型検査機に注目しているが、流通上の問題でまだ実用化されていない。一方、公衆衛生研究所のスコット・ベッカー所長は「検査に欠かせない綿棒や試薬、検査機、検査技術者など、すべてが足りていない現状だ。その結果、最近行われた数百万件の検査の多くが結果が出るのが遅れ、感染経路追跡や感染者の隔離が機能し難くなっている。」と語っている。

6)教育省のベッツイ・デヴォス長官は日曜日のニュース番組で、今年の秋までに全ての学校が開校するようにとの行政トプからの指示を受けていることを明らかにした。
そして、感染を防ぐ具体的な方策を問われたが、全てはぐらかす態度を続けた。

月曜日の会合で心配する親たちに対して、トランプ大統領の答えは「学校は続けねばならないもので、子どもたちもみんな学校へ行きたがっている」というものだった。
これらホワイトハウスからのプレッシャーに対して、カリフォルニア州の二つの大きな学区では冷淡な対応を見せている。また、ジョージア州アトランタ市でも同様の反応を示している。


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