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2020年05月01日12:49

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アメリカの惨状と大統領選挙

今朝のワシントン・ポスト紙のニュースレターの一部をご紹介します。また朝から碌でもない話をお聞かせすることになって恐縮ですが、大事な話もあるのでご容赦ください。
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感染症研究の第一人者、Anthony S. Fauci氏は昨日「トランプ政権は来年1月までに億単位のワクチン製造を目指しているが、目標は安全で効果があり製造が簡単なワクチンを大至急作ることだ。われわれはワクチン製造に慌てているが、先ず安全で効果の高いものを目指すことが肝心だ。正しい手順を積んで行けば目標達成は充分可能である。」と語っている。

過去6週間で3030万人が失業保険の申請を行っている。今やあらゆる分野の会社の従業員たちだ。最初は小売業、レストラン、劇場などの従業員だったが、建設業界や運送関係にまで広がり、一部では教師や警察官、消防士など、従来は安全と思われていた分野にも及んできた。

共和党系の州では、仕事に戻ろうとしない労働者たちの失業保険申請の権利をはく奪しようとしている。現在失業中の労働者は、元々高収入ではなく、感染のリスクを冒してまで低賃金の仕事に戻る気はないのだ。労働者たちに対する評論家たちのメッセージは「命の危険に身を曝すか、それがいやなら餓死しろ」ということなのだろう。

ミシガン州では、州知事が出した外出禁止令に反対する一部銃武装した抗議集団が州議会ビルに乱入したが、おりしも議場では非常事態宣言の延長の可否を議論していた。警察官たちが肩を並べて議場への侵入を阻止しようと頑張っている。州政府は同ビル内での警官の銃使用を容認した。

危険と戦っている病院の医師や看護師たちの報酬を引き上げるのではなく、多くの州では彼らの報酬をカットする動きが広がっている。
3月に成立したコロナウイルス対策法では、病欠者には2週間の有給休暇を認めているが、医療関係者は除外されている。
議員やトランプ大統領は感染爆発時には医療従事者を英雄扱いしていたが、危険手当などの恩恵を与える法案を承認してはいなかった。

NYでは葬儀社がお手上げの状態だ。NYの死亡者数は通常の6倍にも跳ね上がり、遺体置き場は満杯状態で、悪臭が道路にまで流れ、ブルックリンの住民たちは、葬儀社の従業員が道路に駐車しているトラックに何十もの遺体が入った袋を積み込む様子を、恐怖の目で眺めている状況だ。結局誰かが警察へ通報する騒ぎになった。

「もっと大事なニュース」
トランプはバイデン元副大統領に勝てないという厳しい世論調査の結果が明らかになった。
多くの専門家がまだ当分は無理だと言っているにも拘わらず、トランプ大統領は再選を果たすのを目指して、経済や市民生活を速やかに正常な状態に戻すと約束している。



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