スペインでもコロナ騒動は市民生活に大きな影を落としている

うみうしは長年お世話になったスペイン語教室を高齢を理由に昨年末で退会しましたが、コロナウイルス問題発生以来、スペイン人女性の先生と頻繁にメールで情報交換しています。
最近までは比較的冷静であった先生の文調が、昨日からがらっと一変して、母国での事態の進展に憂慮する論調に変わりました。ご参考までに一部を下記にご紹介します。
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イタリア程ではないが、スペインでもコロナウイルス感染者は2千人を超え、その多くがマドリードに集中している。しかも僅か数日間の内にここまで拡大したことで人々が警戒を強めている。これからどのような事態になるか予測がつかないので、多くの人たちが食糧を求めてスーパーへ出かけているようだ。政府は冷静な行動を呼びかけているが、世界中に蔓延しているとの報道で、多くの人が事態は言われているより遥かに深刻であると考えはじめている。最も影響が大きいのはマドリードの他ではバスク地方とワインで有名なリオハで、これら地方では全ての学校、図書館などの公共施設が閉鎖され、1000人以上の集会は全て禁止されている。ヴァレンシアの市民にとって一年で最も重要な行事である火祭りも延期された。既に市中の広場にたくさんの縫ぐるみ人形が飾られていて、それらも全て取り壊されるので、市民たちの落胆は計りしれないし、経済的な損失も計り知れない。