兎電は爆走だ！

　岡本太郎といえば、太陽の塔が真っ先に思い浮かぶと思います。しかしながら、意外なところにも岡本太郎デザインが残って（復元されて）たりします。


それがこちらのラビットマーク。高加減速車の象徴ともいえる阪神のジェットカーが産声を上げる数年前に、近鉄が世に送り出した高加減速車6800系につけられた愛称。それが「ラビットカー」でした。そのラビットカーの証でもあるこのラビットマークは、他でもない岡本太郎デザインなのです。


ラビットカー用に用意された塗装は、オレンジに白帯という当時としては軽快なものでした。現役で活躍した時期はそう長くありませんでしたが、今なおこの塗装の人気は高く、節目の年を記念し復刻されたものが、近鉄南大阪線系統と養老鉄道で活躍しています。


みりんさんもいつか撮ろうと思ってましたが、近鉄が画策した「河内長野の行先案内幕サヨナラキャンペーン作戦」にまんまと乗ったついで、近鉄狭軌区間を走る車両たちに興味を向けるいい機会ということで、今回ついに追っかけが実現したわけですｗ


今日の〆とした一般色との混結も、これまたよし。ラビットカーが一般色を従えてる感じに、時代を先取りした頃の誇りが垣間見えます。


　さて、山陽の次は近鉄にこのまま傾倒していくのかな…？ 定期的に興味アンテナの向きが変わるみりんさんの、明日はどっちだ！？