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2019年07月21日14:59

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『天気の子』を見て。 1

錦糸町で見た。場内は満員。

始まって、見て。

見ているときの感想は、「実に岩井俊二的な映画だな」と。

オタクで、ロリコンで、確信犯で、映画作りに巧みで。
それらは、宮崎駿の特徴でもあるけど。

実際、これは公開前にも言われていたことだけど、どこかで見たことがあるようなシーンやシークエンスが、いくつもある。宮崎アニメの「千と千尋」の空中浮遊シーン。龍の出現。「ラピュタ」のラピュタ到着までの流れ。雲の上の緑地という設定自体がほとんどラピュタ。岩井作品だと「ラブレター」のラストの絶叫に至る計算。などなど。

もちろん、これまでの新海作品の流れを踏襲した表現で貫かれてもいる。

大きく開かれ、物語にはカタルシスがあり、積極的で明るかった前作『君の名は。』に比べると、かなりアンダーで、地味で、マイナーなトーンと内容を持っている。これは前作からの揺り返しで、彼が、自分の個性に作品を引き寄せた結果だろう。新海作品の系譜はそうなっている。

個別の感想:本田翼さんの声優ぶりが非常にうまかった。

主人公二人は、いつもの新海トーン。

いくつかとても印象的な場面があった。主人公の少年が空に浮遊し、竜の口から雲を抜けて、少女が街雲の上に落ちていく静まりかえった場面など。

しかし、この映画の内容を”なるほど”と納得したのは、パンフレットを読んだときだった。

新海誠監督、3年ぶりの新作『天気の子』から感じた“今の時代の気分”
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5714469
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