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2019年02月28日22:56

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先代の残り香、絶ゆ

 以前日記で記した予想通り、山陽6008・6009Fの置き換え対象は、3200系最後の生き残りである3206・3208Fでした。1956年の2000系誕生から実に63年間、文字通り車両の心臓部分として神戸の海沿いを西へ東へ駆け巡ってきた2000系の「置き土産」にも、ついに終わりの時がやってきたのです。


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2000系の残り香に終止符を打った、6008・6009Fによる6連。「これからの山陽は我々が牽引する…!」そんな気概を感じる面構えですね。

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晩年は網干線が主な活躍の場だった3200系も、最後ばかりは本線で最後の輝きを放ちました。心地よい潮風を体に受けながら、半世紀近くにのぼる長い鉄路の記憶が、走馬燈のようによぎっているのでしょうか。
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3206・3208Fは、共に3000系からのグレードダウン組。元々は3034・3036Fを名乗っていました。もしこの両編成に、3210F(現3010F)同様のリニューアル工事が施されていれば、再び3000系に戻され原番号復帰も現実味を帯びていたことでしょう。

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原番号復帰が叶わなかった両編成へのせめてもの慰めか、サヨナラHMにはしっかりと原番号まで記されていました。これには、山陽の両編成に対する敬愛を感じましたね。最後に"イイモノ"見させていただきました。


 これにて、山陽苦心の歴史ともいえる3200系は形式消滅となりました。遅々として進まなかった山陽の世代交代も、ここへきて確実に進行速度を上げています。3000系の未更新車を中心に、今後の動向に注目していきましょう。
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