フォルトゥナの瞳

「くちびるに歌を」、「青空エール」の三木孝浩監督の最新作。

人の死を予知できる能力を持つ青年（神木隆之介）の、数奇な人生を描いたサスペンス作品。

三木監督作品は「青春」や「恋愛」を強調した作風が特徴的ですが、この作品はサスペンス的な展開が強調されていて少し異色です。

三木監督作品ファンは、好き嫌いが分かれるかもしれません…。

原作は「永遠の0」、「海賊と呼ばれた男」で有名な百田尚樹の同名小説。

百田尚樹と聞いて、保守的な歴史観があるの?と心配される人もいると思いますが、それはありません。あくまでサスペンスが主体のエンターテイメント作品。


アメリカのホラー小説家スティーブン・キングの小説に、予知能力を持つ男が主人公の作品があって、それを彷彿とさせます。

その作品を知っていて、ストーリーのアウトラインを眺めていると、展開やラストが読めてしまうのが難…。

悩める主人公を演じる神木隆之介

演技の幅が広がってきて面白い志尊淳

見ていて思わず「好感度が下がるんじゃないの…」とドン引きするくらいのクズ野郎を、見事に演じたDAIGO

良く言えば安定感のある、悪く言えば意外性がない役ばかりの有村架純（貶しているのではありませんよ。もっと違う役や演技を見てみたい）

若手俳優の演技が楽しい。

面白かったw