楽に６０km、７０km走れる日もあるけど！

■楽に６０km、７０km走れる日もあるけど！

真冬のつくばのライドは、朝、気温がマイナス２度くらいでスタートして、日中の気温が１０度以下、５度以下で走ると相当に風が冷たいです。つくばの３時以降にはグッと冷え込みます。つくばの朝の寒さや日中の気温の上昇に合わせて、バイクウエアのタイツやアンダーウエア、アッパーの重ね着などの他に、グローブやシューズカバーやソックスを選んで、それを着込みます。

腕時計を左手に付けて、暗くならないうちに帰れるコースなので、１７００ルーメンのキャットアイの充電式のライトを外します。朝ごはんを軽く食べて、バイクを車から降ろして、フレームに前後のホイールをセットして、いつも使っているフロアポンプでタイヤに７気圧を入れて、真冬でもボトルは１本に水を入れて用意します。

サイクルコンピュータの前の週に走った距離計の数値を0にリセットして、やっとライドの準備完了です。けっこうスタートまでの準備が大変です。しかし、こうも体調がアップダウンしているとちょっと不安になります。

３０分もゆっくり走って体を温めて、ライドの走行距離でいうと60km、70kmと走っても、あっという間に過ぎて楽に走れる日もあれば、走行距離が40kmでも体が思ったように動かないし、無理やり脚を動かそうとすると筋肉痛が発生する日もあります。

走る日の前日は寝る前に、脚のふくらはぎやすね、ふくらはぎとアキレス腱との境目、太ももの筋肉や靭帯をマッサージしたり、股関節周りの筋肉や靭帯をほぐすために、股関節をゆっくり旋回させて、痛みのない範囲のストレッチングを３０分間くらい行っています。

股関節を旋回するストレッチは効果的です。翌朝スタートした時の脚の動きがスムーズです。ロングライドでもロードレースでも、トレーニングでも効果を発揮するのでぜひ試してください。やり方がわからない人は直接聞いてください。アドバイスしますよ。

走り出す前には前傾姿勢になっても苦しくならない量の、糖質を中心の朝ごはんを食べて、アミノバイタルやベースパなどのサプリメントを飲んでスタートすることもあります。アミノ酸の中でもBCAA（バリン、ロイシン、イソロイシン）などを補給して、運動中に筋肉繊維を分解して運動エネルギーにするのを防ぎます。

運動中は運動エネルギーを消費する方向に体のスイッチが入ります。運動直後には吸収の方向にモードが切り替わります。栄養の吸収が活性化している時間帯に、アミノ酸や糖質の補給を食事やサプリメントで行なって、筋肉繊維の回復を早めたり、ライドで消費した運動エネルギーになるグリコーゲンの補給で、疲労感を軽減できます。

ライド直後にバランスのいい食事をタイミングよく食べられない時は、時間や手間をかけないでバランスよく栄養補給できるので、アミノ酸や糖質やミネラルが配合された、ゼリータイプのサプリメントは効果的です。コンビニで買ったおにぎり２個で糖質４００キロカロリー、ハムやソーセージなどでタンパク質を補給できます。

脚の筋肉痛は、今日のライドは向かい風で踏んだな〜という時は、つくばへ帰り着いて一安心という時に、すでに、ふくらはぎやすねの筋肉や、太ももの筋肉や長脛靭帯、股関節周辺の筋肉や靭帯にどよ〜んとした疲労感や痛みが発生していて、これから筋肉痛が起こることを知らせてくれます。

２月に入って最初の土曜マジカルは、サポートカー２台に分乗して、下妻の芽キャベツという超人気のイタリアンへ向かいました。１１時オープンに間に合うように飛ばしました。サラダバーが充実していて、スパゲティかピザのメインディッシュ、デザートと飲み物をチョイスできるランチです。

とにかくお腹いっぱい食べてから、またサポートカーに乗って、渡良瀬遊水地のコースへ向かいました。旗が真横にバタバタしています。周回コースだからどこかで向かい風になることが確定です。トラックが余裕ですれ違える道幅の広さの１周８kmのコースがほぼ貸し切り状態でした。安心して走れます。

３分間トレーニングを１０セットもやったとサトイモさんは超満足顔です。東京から来たダブルMさんたちも、久々のライドでしたがマイペースで走れてリハビリライドできたと思います。Iさんもしばらくぶりのライドでちょうどいいスピードで走れたようです。

ブルベライダーのNさんも風まかせでこのコースを２時間ノンストップで楽しんでいました。僕も着替えて走り始めましたが、追い風は時速３０km、向かい風はなんと１４kmという３０分ウオームアップで、少しは踏めるようにはなりましたが最高速は２kmくらいしか上がりませんでした。

しかし、このコースはトレーニングには最高ですね。人の飛び出しのリスクも少ないし、夕方まで走り込めます。３時過ぎに風が冷たくなって来たので切り上げてつくばへ帰りました。平坦コースですから運動負荷の調整も楽に行えます。トライアスロンの関東選手権などもこのコースで実施されています。