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2019年01月04日03:45

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テレメトリーシステムの進化はどこまでいくのか!

■テレメトリーシステムの進化はどこまでいくのか!

ロードレースをリアルタイムの放送で見ていて、逃げグループ、第2グループ、メイン集団とのひらいた時間の表示がテレビ画面に出ます。その情報はコミッセールのモトからも、各グループにボードで時間差が表示されます。監督からも選手との無線で知らされることもあります。さて、その差はどう計測されているのでしょう。

昔はチェックポイントにコミッセールがいて、後続グリープのチェックポイントの通過タイムを計って、先頭グループとの差をチェックして、審判車で移動しているコミッセールへ無線で伝えて、強力なレースラジオで各サポートカーへ知らされていました。

GPS のチップは小型化されて省電力で作動するものが開発され、小さなサイクルコンピュータにも組み込まれるようになりました。ガーミンやレザインやキャットアイ、スント、ポラールなどは緯度経度の位置情報だけでなく、標高差なども測定できるモデルがあります。

自転車に特化したサイクルコンピュータは、速度、距離、位置情報、心拍数、ケイデンス、ワット数、ペダリング評価などの機能が盛り込まれ、各センサーからワイヤレスでデータが送信されて、サイクルコンピュータの液晶に複数のデータが表示されます。

マルチ機能のサイクルコンピュータは、データ処理量が大きく、ワイヤレスのシステムを稼働させると、消費電力が大きいので稼働時間はスタンダードのバッテリーでは6時間から8時間というものもあります。ブルベなどで長時間稼働させるには外付けのバッテリーが必要です。

サイクルコンピュータにはマップ上にコースを表示するGPSデータ、心拍数、ケイデンス、ワット数を数時間分データとして記憶するメモリーが組み込まれています。走行後にもデータをコンピュータにマップ画面にコースを表示したり、バイタルデータを評価解析できるようになっています。

プロロードレースでは、だいぶ前からGPSセンサーがロードバイクのチェーンステーなどに取り付けられて、選手の走行位置や移動量の位置データが利用されています。グループのコアの選手の位置情報を元に、グループの移動スピードを距離と時間で計測。先頭グループとの時間差、グループとグループの時間差を専用のアプリで位置情報や移動距離から計測されて、コンピュータに表示できるわけです。

選手はレースの主催者がセットしているより情報の種類が多い、選手のバイタルデータも含めた、サイクルコンピューターや計測センサーをいくつも搭載してレースに臨んでいます。レース後にコース上のどのポイントでどんなパフォーマンスだったかを解析したり、その後のトレーニングのスケージュール作りや、リコンディショニングの指標に使われます。

マルチ機能のサイクルコンピュータに、高度で小型のデジタルデータの転送をできる2000mくらい送信できるテレメトリーシステムが付加されると、ロードレースの最中に、先頭で逃げるグループの中で走るエースの走りを、サポートカーの中で監督やフィジカルトレーナーが、選手のパフォーマンスをチェックしながら作戦を立てることも可能になります。

驚異的な走りを見せているプロライダーが、どんなバイタルデータを叩き出しているのか興味があります。多分、平均時速が25kmから30kmくらいの一般ライダーと比較すると、プロライダーは150kmから250kmくらいの距離を、平均時速が36kmから40kmで、逃げ集団のワット数も500ワットから700ワットで、2倍から3倍の数値が計測されていると思います。

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