内部留保507兆円と消費税

「内部留保」は企業が事業から
得た利益のうち、配当や設備投
に回さずに手元に残している
「貯蓄」のこと。金融・保険業を
加えたベースでは前年度比10.2％
増の507兆4454億円と、初めて
500兆円を突破して、なんと一年
で50兆円も増えた。
この増加は、消費税を8%から
10%に2% 上げると5兆円強の
増収とか(実際には景気を痛めて
かなり目減りする)と比べて、
いかにも巨大。

法人企業統計では人件費は
206兆4805億円で、前年度比
2.3％増え、2015年度以降
1.2％増→1.8％増→2.3％増と、
増加率も増しているが企業が
生み出した付加価値のうち
どれぐらい人件費に回している
かを示す「労働分配率」は66.2％
で、 2011年度の72.6％からほぼ
一貫して低下し続けている。
企業収益が社員に十分還元され
来なかった。経済も停滞し貧困
格差の問題が非常に深刻になっ
しまった。

国も国民も健康も国土も安全も
取るに足らない事のために塵か
何かのように惜しげなく投げ捨
られ売られていく。