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JR石勝線夕張支線の新夕張・夕張間は来年3月末までの運転をもって廃止されることが決まっており、列車で行けるうちに夕張へ飲みに行っておこうと考えていた。
札幌から夕張まで運賃は2160円掛かり、さらに夕張から札幌まで帰れる最終列車は追分止まりで、室蘭線で岩見沢か沼ノ端回りで帰るしかなく、帰りはどっちを回っても2490円掛かるから、普通にきっぷを買ったら往復で4650円掛かる。
札幌圏で11月までの土日・祝日限定で発売されている「一日散歩きっぷ」なら2260円で、フリーエリアに石勝線夕張支線も含まれているから、夕張へJRで飲みに行くなら「一日散歩きっぷ」の設定日に行くのがおトクである。
そこで、昼飯に「小樽しゃこ祭」に参加することにしていた11月10日土曜日は、「一日散歩きっぷ」を買ってJRで行き、「小樽しゃこ祭」会場から札幌を通り越して夕張まで行き、その日のうちに札幌まで帰って来られる最終列車まで夕張で夕飯がてら一杯引っ掛けることにした。
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千歳のマイミクさんも同行することになり、千歳で合流して夕張に16:23に着いた。
夕張からの最終列車は19:28だから、滞在時間は3時間もあるし、飲み始めるにはちょっと早いので、まずは駅から歩いて15分ほど掛かる夕張の中心街まで行ってみる。
かつて炭鉱で栄えていた時代は賑わっていたであろう、夕飯の旧市街の歓楽街の入口の塀には、暗くて写真では分かりづらいが飲み屋や飲食店の案内がずらり。
ところが、飲み屋が連なっていたと思われる通りを出口まで歩いてみたが、まだ17時前と早いからかも知れないが、お店は1軒も営業していなかった。
夕張の旧市街をひと回りしてみたが、営業していたのは道道沿いのイタリアンの店と軽食喫茶の2軒だけだった。
夕張でイタリアンで一杯やるつもりはないので、旧市街で飲むのはあきらめ、再び歩いて駅まで戻る(写真1)。
夕張駅に隣接して屋台村「バリー屋台」がある(写真2)。
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今回は屋台村で飲んで帰ることにする。
「バリー屋台」には7軒の店が入居しているが、営業しているのは3軒だった。
それぞれのお店で飲み食いすることもできるが、オープンスペースでそれぞれの店に注文することができるようになっている(写真3)。
石勝線夕張支線の廃止が決まりすでに秒読みモードになっているが、列車で来て「バリー屋台」で一杯引っ掛けて帰るには夕張滞在時間3時間の今回のパターンしかなく、17時過ぎに屋台村に入ったが来店客は少ない。
営業しているのは居酒屋とラーメン屋とインドカレー屋の3軒だけだったので、居酒屋「鶴が亭」のおかみさんに声を掛ける。
各店で扱っているドリンクが一覧で掲載されているメニューを見ると、ホントに夕張メロンなんか使っていないとは思うが「夕張メロンサワー」なんてのがある。
夕張まで来て飲まないわけにはいかないだろうと、とりあえず「夕張メロンサワー(500円)」を注文すると、キャッシュオンデリバリー方式で、席に出てきたときにその都度払うシステムである。
はっきり言って「夕張メロンサワー」は甘くておいしくなかったが、この日は飲むのは変わったお酒を飲むことにしよう。
しばらくして、つまみに注文した「鶏皮パリパリポン酢(500円)」も配膳。
カラッと揚がった鶏皮とあっさりポン酢が旨い。
次に「コーンかきあげ(500円)」も出てきた。
揚げ立てで旨そうである。
塩でいただくトウモロコシのかき揚げ、コーンが甘くておいしい。
マイミクさんは余程腹が減っているのか、「ポーク野菜塩炒め(600円)」と「若鶏ザンギ(400円)」なんか注文している。
少し分けてもらったが、ザンギは油っこかったので鶏皮ポン酢のたれをつけてさっぱりといただいた。
2杯目は「コーヒー焼酎ミルク割り(400円)」にした。
夕張名産の農産物なんてメロンしか知らなかったが、アスパラガスも生産しており、こんな季節でも冷凍していない地物が作られているんだそうで、それなら「アスパラバター炒め(550円)」を食べておこうと注文。
全然スジ張っておらず柔らかで、独特の青臭さがアスパラらしくおいしい。
写真を撮り忘れたが、次は「北海道ハスカップサワー(500円)」に切り替える。
最初は空いていた屋台村だが、土曜日ということもあって地元の家族連れが徐々に何組か夕食がてら入ってきて、常連さんらしくお店の人と談笑しながら食事して帰っていく。
人口が激減した夕張で「バリー屋台」は気軽に外食を楽しめる貴重な場所として機能しているようだ。
さて、今回はマイミクさんも同行しているからまだまだ食えるな、「たまごっち(600円)」というのを食べてみようと注文。
豚肉抜きのとん平焼き(それじゃ「とん平焼き」じゃないが)のねぎをチーズに替えたような感じで普通においしい。
酒は日本酒ベースとのことでおいしくなさそうな「塩ゆず酒(500円)」をロックで飲んでみよう。
あれっ、これは爽やかで塩っぽさは全く感じず、予想外に結構おいしいじゃないか。
あと1品くらい食えるな、そしたら夕張でインドカレーというのも違和感あるが、インド人らしき外国人がお店にいるし、せっかくの機会だからカレー屋のメニューも1つだけ頼んでみようかな。
「インド風ソーセージ(650円)」というのをつまみにしてみようと注文。
スパイシーな香りが漂いおいしそうである。
見た目はちくわのような感じ。
しかし、スパイシーな挽き肉のソーセージで、初めて食べる味だったが結構おいしかった。
これでもうお腹も一杯になったし、帰りの列車の時間も迫ってきたのでお開きにしよう。
ほろ酔いで隣接する駅に向かい、がら空きの追分行き最終列車で札幌へ向かった。
夕張「バリー屋台」で飲むのは2回目だが、列車で来られるうちにもう1回くらい飲みに来たいとも思う。
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廃線になる来年3月までの間に再訪できるだろうか。
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