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2018年11月14日22:07

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先週マサローさんがタイムに乗り換えました!

■先週マサローさんがタイムに乗り換えました!

あまりにフランスのブランドのタイムのバイクをお勧めしたり、試乗させることから、おタイム教の教祖様とか言われていますが、やっとマサローさんもご入信されました。めでたしめでたし。タイムの特性を発見するライドを楽しんでください。

タイムのフレームは「いいよー!」とは、軽〜く勧めていた記憶はありますが、デローザのカーボン、剛性を追求したプロジェクトMを乗り継いで、ついにタイムのサイロンを手に入れてシェイクダウンでした。ホイールは後輪はボーラ50、前輪はイペロンのオールラウンド仕様です。

パワーがあるライダーならこれがベストなロングライドホイールの組み合わせでしょうけど、まだまだ長いブランクからの復活の段階ですから、僕なら後輪はイペロン、前輪はジョバン二のアマンダスポーツオリジナル設計の木リムホイールの組み合わせでしょう。ぜひ試してみてください。

旧型の20mm幅のボーラ50と250gのヴェロフレックスのクリテリウムは、転がり抵抗も小さく、踏み出しは超軽量ホイールより重いですが、スピードをキープするエネルギーを溜め込み、パワーロスも少なくペダリングで生まれたパワーを効率よく路面へ伝えてくれます。スピードの継続性は抜群です。

前輪のハイペロンもロープロファイルホイールと言えども十分な剛性があって、パワーロスの少ないホイールです。しかもリムの高さが20mmと低いので横風もハンドリングへの影響がないので、途中でコンディションが変わる可能性があるロングライドでも、サーキットエンデューロにも対応できます。

ではどうして後輪ハイペロン、前輪に木リムホイールなのか。後輪はイペロンは踏み出しが軽く脚への反力が少ないホイールです。ボーラ50のようなエネルギーを蓄えてスピードを継続する特性はありませんが、軽めのギヤ比でくるくる回して上るライダーには向いています。

後輪に木リムホイールは、スポークテンションが適正に保たれて入ればという前提付きですが、ショック吸収性が抜群で50kmとか100km走ると疲労が違います。振動減衰性抜群の木リムと、しなやかなクリテリウムの組み合わせは、転がり抵抗が小さくよく転がってくれるホイールです。

サイロンのフレームのヘッド周りやフロントフォーク、ハンガー周辺の剛性は高く、回しても進むし、踏み込んでも進んでくれるフレームです。フロントフォーク、ヘッド周辺、ダウンチューブ、チェーンステーの剛性バランスが追求されて、伝達効率とライダーへの反力も計算し尽くされたカーボンフレームの設計が施されています。

軽めのギヤ比でクランクのケイデンスを90〜100回しても上り坂は踏み出しが軽くて進むし、平地ではアウターギヤにトップギヤ、セカンドギヤ、サードギヤなど、スタートには重すぎるギヤ比に設定して、踏み込んでトップスピードまであげてみてください。タイムの特性がはっきり体験できます。

フルパワーで踏み踏みのダンシングで加速すると、フレームの後半を引きずる感じやパワーロスを感じることなく、ぐんぐんスピードが伸びてきて、トップスピードに到達したとしても、思ったより、脚への反力によるダメージが少ないのです。これは不思議なタイムの特性です。

ライダーが元気な時に加速がいいとかスピードが出る、ピナレロやコルナゴの上級グレードの剛性の高いフレームはよくあります。剛性を追求したフルオーダーのカーボン&スチールラグ接着のプロジェクトMも、そういう傾向の剛性の高いパワー系ライダー向きのフレームだったと思います。

サイロンは、加速して巡航速度の上限近くで走っても脚への反力が小さくて疲れにくく、ライドやレースの後半、脚が疲れてきても、ペダリングとフレームの剛性バランスが生み出す不思議なリズム感があって、思っている以上に進んでくれるのがタイムの特性です。

250ワットから700ワットを、1時間に発揮できるライダーに対応するフレームの剛性バランスに設定されていると思います。300ワット以下のロングライド志向のライダーなら、その剛性の高いフレームを生かすには、体力に合わせて組み合わせるホイールの剛性を考える必要があります。




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