阿部サダヲ、吉岡里帆主演のコメディ映画。
この作品の面白かったところは、
チケットを購入しようとする人への嫌がらせとしか思えない、やたらと長い題名。
落語の、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶらこうじぶらこうじバイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのポンポコピーポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介…、じゃああるまいし長けりゃいいってもんじゃない。
予告編と、阿部サダと吉岡里帆の主題曲のプロモーションビデオ
だけ…。
良くないと思ったところは二つ。
その1、コメディなのに笑えない。ここだけで既に致命傷…。
ギャグが出てくるたびにストーリーのテンポが悪くなっていって、見ていて飽きてくる。
その2、予告編では音楽が前面に押し出されていたのに、それが魅力的に思えたのは、ザクザクバキバキなヘヴィメタル風の曲が聴けた冒頭部分だけ。
吉岡里帆演じる声が小さい主人公が、クライマックスでどんな歌声を聴かせてくれるのだろうか?と期待していたのに、ストーリーが進むにつれてトーンダウン。
中途半端なラストは消化不良な感が否めず。
コメディ俳優という印象が強い阿部サダヲですが、歌声はとてもパワフルでカッコいい。
吉岡里帆の熱演は、見ていてとても伝わってきて面白い。
…などの良いところもあったのに、脚本と演出がグダグダで残念。
いつも日記の最後は「面白かったw」で締めるんですが、それが書けない歯痒さや…、お察しください。
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