「IT / それが見えたら終わり 」を超える、全米大ヒットホラー映画
「2018年で、最も怖い映画」
という触れ込みで、ホラー映画ファンなら否が応でも期待が高まる作品。
結論から申し上げると、それほど怖くない…。
「音を立てると、即死」というキャッチコピーは間違いない。
作品の作りは、強盗を企てた若者達が盲目の変態爺に、ひたすら追いかけられる「ドント・ブリーズ」に似ていました。
「音」に反応して襲いかかってくる「姿が見えない敵」の演出は、緊迫感があって確かに怖い。
しかし、キャラクターやシチュエーションを見ていると、「なぜ、そうするの
そうなるの
」という疑問符が頭の中を駆け巡って、ツッコミを入れたくなって恐怖感が半減してしまうんですよ…。
特に「階段の釘」が気になって気になって…w
手足がバラバラになったり、これでもか!と言わんばかりの大量出血もありません。
緊迫感のある怖いシーンの連続の中で、主人公が家族を守ろうとするシチュエーションは、泣くかもしれません。ていうか、ベタで大味な展開がアメリカで受けたのはわかる気がする…。
製作は「トランスフォーマー」シリーズで有名なマイケル・ベイ。
ホラー映画屈指の名作「悪魔のいけにえ」のリメイク版「テキサス・チェーンソー」も手掛けています。
エンタメのツボを押さえていて、見ていて飽きません。
「遊園地のお化け屋敷」のような、家族揃って鑑賞できるホラー映画作品。
…だからといって、家族連れで見に行って「なんでこんなに怖い映画を選んだの
あんたバカなの⁈」と、怒られても狸は責任を負いません。悪しからずw
個人的に面白かったところ。
この作品では、音を立てないように家族同士が「手話」で会話をしていました。
手話は日本語と英語が違うように、各国毎に身振り手振りが違います。
例えば、ギレルモ・デル・トロ監督作品「シェイプ・オブ・ウオーター」の主人公の女性は難聴者。
彼女が作中では、とても嫌なヤツに手話で「F××K YOU」と悪態を吐くところは笑えましたwどこかで使えるかもしれないので、覚えていて損は無い。
さて、英語の手話で「I love you」は?
この作品のクライマックスで出てきます。
面白かったw
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