mixiユーザー(id:124952)

2018年05月07日00:45

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日曜は……

 今日も映画2本。

 1本目、「機動戦士ガンダム ORIGIN 6」。
 これは、安彦良和による同名コミックのアニメ化全6話の完結編。
 今回のエピソードはルウム会戦の後半戦、それから南極条約締結に至る駆け引き、となりる。最後は、エンドロールの後、V作戦始動が描かれ、これで「ガンダム」が始まる、となって終わり、と。
 CGの多用によってリアルに、重厚さを増したメカアクション、そして、安彦全面作画によるキャラクターの微妙な演技、と見応えのあるのは相変わらずだが、今回、前半は戦闘シーンの連続。しかも前線に立つのがドズルなので、もうやかましいったらありゃしない。
 しかし、これを見せられると、この作画クオリティで「ガンダム」劇場版三部作だけでよいから絵だけでいいから差し替えたリメイク版を製作してくれないものだろうか、と切に願いたくなる。

 2本目は「ラプラスの魔女」。
 これは東野圭吾の同名小説を、「ヤッターマン」以来のタッグとなる三池崇史監督・櫻井翔主演で映画化したもの。
 温泉地の屋外で硫化水素吸引による2件の不審死が連続して発生。警察から調査を依頼された地球化学の専門家である大学教授・青江は事件現場を念入りに検証し、自然科学的見地から事件性を否定するが……
 「ラプラスの悪魔」とは、「ある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知る事が出来、そのデータを解析出来る知性が存在すれば、この知性にとっては、これから先の将来において不確実なことは何もなくなる」と言うラプラスの主張に基づく概念だが……この物語の中で、その“ラプラスの悪魔”の描写がどうにも……まぁ、これは原作も同じなので映画の責任ではないが、「全ての物質の力学的状態と力」をどうやって計測しているのかも判らない、そんな「決定論」に必須の条件を確認することなく、それを信じてしまう人物が大学教授と言う設定はどうしたものか、と。
 しかも、この主人公となる大学教授・青江は物語の傍観者でしかなく、謎解きもしなければ、狂言回し役ですらなく(それならば事件を追う刑事を狂言回しにした方が……)、一体何の為の主人公なんだか。(ある意味斬新ではあるが)
 謎解きのミステリーの面白さはなく、サスペンスも盛り上がらず、アクションは見せ場なし。SFの面白さもなければ、三池監督ならではのケレン味もなく、中心人物が映画人である、と言う設定も活かさないでは、一体、何のための映画化やら、
 この条件では、櫻井翔、もしくは広瀬すずを観賞する以上のものではないような……
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