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2018年04月06日02:50

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熱帯魚たちの見る夢

写真は順に
*内藤みちよ一座『意味に浮かぶ満月』チラシ
*一座の女優さんたち(竹内都子・山口智恵・清水美惠)
*擬似親子再びの図(左から原元太仁・久保浩子・奈良谷優季)

座・高円寺で観劇。
脚本・演出の内藤裕敬さん(南河内万歳一座)と
女優3人の名前から一文字ずつ取っての一座名らしい。
旧知の原元太仁さんも客演。
終演後の初日乾杯で邂逅した懐かしい面々に歓喜した夜。
中でも久保浩子!
久々に原元さん、浩子ちゃんと3ショットの擬似家族(笑)

無賃乗車の客を追って水族館に乗り込んだタクシードライバーは、水底に設けられたバーへ迷い込む。そこで彼が出遭ったのは…。
http://e-pin.jp/michiyo/

ここからネタバレ。
ピアニストがドビュッシーの「月の光」を弾き始めて幕が開ける。
タクシードライバーが足を踏み入れたのは水族館の底に設けられたバーだった。
バーテンダーと3人の女性シンガーとピアニストのいる空間、他にゲストは居ない。
ドライバーが無賃乗車の客を追って来たいきさつを話すが、彼らはただ酒を勧めるばかり。
現代版竜宮城か、ボーカルたちが次々に歌い始め、いつしか水族館のサカナたちの話になる。
あなたがここに来たのは偶然じゃないかもしれないよ。
タクシードライバーはバーの面々の話に引き込まれていく。
無賃乗車の客はこの水族館に棲むサカナの化身で、自分たちサカナを再び海に導いてくれる人間を探していた。

80分の短めの芝居だったが、やや冗漫な印象。
人間の姿を借りる水族館のサカナたちの衣装、特に男性陣、もっと熱帯魚らしくする手もあったのではないか。
面白いか面白くないか、と問われれば、特にオススメはしない、と答えるだろう。
笑いのセンスが短絡的で、竹内都子さんが喋ってなければ笑えなかったかもしれない。
大急ぎで書かれたせいで、なんだか深みのない作品に感じたのは残念。
内藤裕敬さんの力、こんなものではないはず。
次回があるなら、そちらに期待しよう。
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