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それでは、五所川原駅方面に向かって、途中下車の旅を始めましょう!
まずは津軽中里駅から2つ隣りの、大沢内駅で降りました。
ホームに立ってぐるりと見回すと、津軽平野が広がっています。
現在は1面1線の単純な棒線駅になっていますが、側線の跡が草に埋もれていました。
本線とつながっている様にも見えるので、側線の「跡」ではないのかもしれません・・・
しっかりとした木造モルタルの駅舎ですが、
ホーム側から見ると、ちょっと民家の様な雰囲気も感じられます。
待合室には、手小荷物・貨物取扱所の文字が残っていました。
改札口は、駅舎の外側に張り出した部屋の中にあります。構造的に考えると、元々は駅舎の外に設けられていた改札ラッチを覆うために、後からこの部屋が増築されたのではないでしょうか?
津軽鉄道といえば雪景色の印象が強い気もしますが、雪がなくても素朴で良い鉄道風景ですね♪
次にやってきた列車は、
車内にハロウィンの装飾が施されていました。
つり革がちょっと怖い・・・w
女性のアテンダントさんが乗車していて、ハロウィン当日なのでアメをくれましたよ♪
2駅先の、芦野公園駅で下車しました。
木々に囲まれていて、森の中の駅という感じです。桜の名所でもあるそうで、女優の吉永小百合さんが満開の桜に包まれたこのホームに立っている写真が、JR東日本の「大人の休日倶楽部」のポスターに使われたという事をアテンダントさんが教えてくれました。
赤い屋根と白い壁の駅舎は、閑静な公園の中によく似合っていますね。中には津軽鉄道の情景を再現したNゲージレイアウトが置かれている部屋もあるらしいのですが、残念ながら本日は開いていなかったので見られませんでした。
無人駅ですが、お花見の時期などにはこの改札口に駅員さんが立つ事もあるのでしょうか?
待合室の中には、先ほど説明したポスターが貼られていました。
アテンダントさんから公園の散策マップをもらっていたので、これを見ながら次の列車までちょっと散歩でもしていましょう。
駅の隣りには、瀟洒な建物があります。
喫茶店の様ですが、
実は店名の通り、元は芦野公園駅の駅舎だったのです!私は見逃していましたが、駅のホームからも出入りできるそうです。
公園の中は、松の大木がたくさん生えていました。
踏切からの眺め、線路の上を歩きたくなってしまう様な風景ですねえ♪・・・あ、駅へ戻る時に旧駅舎の喫茶店に入ろうと思っていたのですが、のんびりしていたら時間が無くなってしまいました!
やってきた列車に乗車すると、
鈴虫が乗っていました。揺れる車内でも、意外とよく鳴くものですね。1駅だけ乗って、
津軽鉄道線の途中駅の中でも中心的な存在だと思われる、金木駅に到着しました。
2面2線の構造になっていて、現在の津軽鉄道線では上下列車の交換ができる唯一の駅です。
上りホームの向こう側には、貨車の姿が見えます。上回りだけのダルマ倉庫かと思いましたが、
近付いてみると下回りもありました。という事は、ここは側線だったのでしょう。
草に深く埋もれて見えませんが、どうやら線路も残っている様です。
きれいな2階建ての駅舎は、失礼ながら立派すぎて津軽鉄道らしくありませんねw
アテンダントさんが金木の散策マップもくれたので、町の中を軽く歩き回ってみましょう!
やはり金木といえば太宰治の出身地という事で、ゆかりのある建物などが町中にあります。
こちらは太宰が疎開していた家で、あの「トカトントン」はここで書かれたそうですよ。
そしてこの建物が太宰の生家で、現在は「太宰治記念館 斜陽館」になっています。本当は中に入ってみたかったのですが、そこまでゆっくりできる時間は無かったので、外から眺めるだけになってしまいました・・・
その目の前にある金木観光物産館「マディニー」です、「太宰」と左側の「野菜」で韻を踏んでみましたw
そして駅に戻ったのですが、ここから五所川原方面は津軽フリーパスのエリア内である事をすっかり忘れていて、
つい切符を買ってしまいましたよ・・・払い戻してもらおうかとも思ったのですが、硬券なので記念に持ち帰る事にしました!
つづく・・・
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