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2017年09月03日21:14

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徒然なるままに〜その4

その1

以前、日記で、
「無言歌を ガンガン叩く ボイム君」
という川柳をアップのだが
(ボイム君はバレンボイムのこと)、
だいぶ時間が経ってから、それが、みうらじゅんのロック川柳
「運命も テケテケテケと 弾くタケシ」
の二番煎じなのに気がついた。
(タケシは寺内タケシ)

自分では、よく考えたつもりの川柳である。
それが、よりによって、みうらじゅんの2番煎じとは。

面白い川柳を作ろうと、いろいろ考えてはいるが
なかなか面白いものができない。
まあ、そんなに甘いものではないということだろうか。

ちなみに、ロック川柳では
「買い直し もう何度目か ツェッペリン」というのが面白い。
リマスターが出るたびに買いなおす人の心境が伺えて
興味深いものがある。

さいきん、テレビで「プレパト」という番組を見ている。
芸能人の作った俳句を、俳人夏井いつき氏が
ほめたり、けなしたりしながら添削していくというものだが
夏井氏のコメントが気が利いていて、なかなか面白い。

ただ、芸能人が、俳句を作り出して、短期間に
いい句ができるようになるものだろうか?
夏井氏がほめる俳句の、どこがどういいのか
コメントだけではちょっとわからないところがあるが。

この番組を見ていると、自分も俳句を作りたくなる。
ビギナー向けの本を買って、勉強してみようか?

その2

「バレンボイム音楽論〜対話と共存のフーガ」(アルテスパブリッシング)
を読んだ。

バレンボイムが13歳の時に、ヨーゼフ・クリップスと
共演し、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番K.488を
演奏したときのことが書いてある。

「リハーサルの時にクリップスが私に言った。
『そんなふうに弾いたらまるでベートーヴェンのようだ。
ベートーヴェンはモーツァルトじゃない。ベートーヴェンは
懸命に天国を目指しているが、モーツァルトはもともと
天国の生まれだから』」

まさに名言である。

面白いことに、バレンボイムは、いまだに
モーツァルトを、やたら力強く弾く。
天才とは、意固地なものなのかもしれない。

その3

フジコ・ヘミングがカンパネラを弾くのを
以前は嫌だと思っていた。
そんな曲、弾けるわけないだろう。もっと簡単な曲にすればいいのに。

だが、いまは違う。
この曲は難しいし、楽譜を見るのさえ嫌になるような曲だ。

それを、80歳の老婆がチャレンジするのである。
ある意味、それはすごいことだ。
おそらく、精神年齢はすごく若いのだろう。

ちなみに、自分はこの曲が大嫌いである。
弾いたこともないし、これからもないだろう。
しかし、ピアニストはみんな、この曲に真剣に取り組むのである。
嫌いだから弾かない、と言っている時点でアウトなのかもしれない。



フジコさん ボケ防止には カンパネラ   屁眠愚


9 10

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