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2017年09月01日17:41

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第42回湯布院映画祭レポート(3) 「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」舞台挨拶と上映

 
前日に予定されていた前夜祭の野外上映(於:由布院駅前広場)は、雨にもならず無事行われたのだそう。
教えてくれたのは、宿のおかあさん。 チェックインの際、私が映画祭に参加するため毎年来ているのをご存じなので、問わずとも話してくれたのです。 お蔭で、実行委員か前日から来られている常連さんに確認しなくても済みました。
上映されたのは、「吼えろ鉄拳」(1981年 東映京都 監督/鈴木則文 出演/真田広之,千葉真一,志穂美悦子 他)。
ちょっと観たかったかも。 志穂美の悦っちゃんは、私と同じ岡山県出身ですから。

さて、私たちの初日、24日(木)の18時30分からのプログラムは、今映画祭で1本目となる特別上映作品です。

■24日(木)■ ≪特別上映 「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」 18:30〜20:05頃 ≫
監督・構成/中島貞夫 出演/中島貞夫,福本清三,山本千尋,松方弘樹 他

【 2015年作品。 監督歴50年を超える中島貞夫監督が日本映画の歴史とちゃんばら映画の魅力を描く。 なぜ日本人はちゃんばら映画(時代劇)に美学を見出そうとするのか、どこに魅かれるのか。裏方スタッフや俳優との対話、映像、写真、資料、東映剣会による殺陣の実演から辿る。 85分 】

定刻となり、まずゲストの皆さんによる舞台挨拶が行われます。
司会の実行委員に紹介され、右の袖から出てこられたのは、
若手女優の山本千尋さん、
斬られ役で有名、「ラストサムライ」 にもご出演の福本清三さん、
そして、中島貞夫監督。
監督は今年83歳におなりなので、杖をついてらっしゃいます。

登場順に中央のスタンドマイクの前に立たれ、ご挨拶。
2014年の 「太秦ライムライト」 でヒロインを演じられた山本さんの服装は、紺のワンピースです。 「初めまして。 お招きいただき、ありがとうございます。 お昼に到着しました。 湯布院は初めてになります。 短い時間ですが、楽しんでいって下さい」

大きな拍手に迎えられた福本さんは、「お早うございます!」 と業界流の挨拶で始められます。 「15歳から斬られ役をやってきました。 やっと湯布院映画祭へ呼んでもらい、これでようやくまともな斬られ役になったかなと思っています」

中島監督 「本日は、ようこそお越し下さいました。 17年ぶりの劇場公開作になります。 松方弘樹にも出演してもらっていますが、彼の最後の映像となりました。 どうぞ、楽しんで観て下さい」

お三方は、拍手で送られ、右の袖に下がられます。
この後ゲストの方々は通常、客席の中央エリア後ろ3列ぐらいを確保されたゲスト席で観客と一緒に映画をご覧になられます。

上映開始――。

私の仕事は朝が早く、まだ暗い内に出勤しているため、寝るのはいつも19時前ぐらい。 今朝も、早朝の電車に乗るためや習慣から真夜中に起床しました。
そう、この映画が始まったのは、普段ならそろそろ寝床で横になろうかという頃なのです。
よほど映画に惹き込まれないと、すぐ睡魔に襲われがち。
とにかく、木曜日はまだ時差ボケみたいな状態のため、居眠りせずに観終える自信がありません・・・・。

予想は当ってしまいました、残念ながら。

上映終了――。

エンドクレジットが流れ終わるのを待って、スクリーンに拍手を送り、席を立ちます。
次は、この作品に関するシンポジウム。
ロビーを横切り、階段を上がってゆき、2階視聴覚室へ移動します。

階段横の壁には例年、これから来年にかけて公開される日本映画のポスターが10枚ぐらいずらりと貼られていましたが、昨年は1枚もありませんでした。
なぜなのか気になる旨、本レポに記したら、実行委員の手が足りなくて、映画各社からポスターを貰ってくる時間が取れなかったため、ということが判明したのでした。

今年は、例年よりは少ない枚数ながら、数枚がちゃんと貼りだされてあり、ほっとしました。
階段を上がりきった所に受付があり、全日券の客以外は参加料300円也を払ってからシンポ会場へ。
入口脇のテーブルには、紙コップに入った冷えた麦茶が並べられてあり、好きに取っていいようになっています。

さて、どこに座ろうか。

                        (次回、シンポの項へ続く)
 
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