mixiユーザー(id:7016667)

2017年07月27日20:05

56 view

小迷惑許容のススメ

「他人様に迷惑だけはかけない」というフレーズに若干の異論を唱える。

自分が何かしら成し遂げたい目標があるとして、その目標が一朝一夕に達成できない場合。自分の意に反して、あるいは予見していても少なからず周囲に影響を与えてしまうことがある。もっと単純に、自分が幼少の時、親に世話(小迷惑)をかけながら育ててもらってきたことを想起されたい。
度合いの差こそあれ、周囲に一切の迷惑をかけない生き方など現代日本ではほぼ不可能だ。
無人島の植物にでもなるしかあるまい。

いざと言う時にどれくらいの迷惑を許容してもらえるか、見捨てられないかという「小迷惑許容範囲」はそれまでに自分が周囲と築き上げてきた関係性に由来する。

無論、周囲に与える影響や迷惑を最小化する努力は必要だ。とりかかる前の根回しや調整も大切なことだ。さりとて根回しや調整に時間がかかり過ぎて、時機を逸するような生き方はスマートではない。

「今しか間に合わない」ということもある。その時は現在の自分の手持ちの戦力でできる限りのことをやるしかない。(冷蔵庫の残り物で手早く料理を作る能力だ)

あとでフォローができる、とりかえしのつく小迷惑は、いわば起業時の資本金借り入れのようなものだ。無借金経営は理想の一つではあるが、安全重視のあまり調整ばかりに手惑って時機を逸するのは実に惜しい。

信頼できる相手については後で許容してもらえばいい。それを許容できないという相手とはお互いのために距離を取る。

大迷惑は犯罪や人命にかかわるようなことくらいだろう。あとは考えながら進むがよい。
自分の人生の主役は自分であり、責任をとれるのも自分でしかない。周囲のアドバイスに従ってみたら誤っていたとしても、自分の判断の責任をとるのは結局自分しかいないのだから。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年07月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031