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2017年04月24日23:49
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ヒビノキ517（４月16日〜４月22日までの１週間／週後半）
４月16日〜４月22日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。
■2017／４／20／Thursday
下の子に「B5の封筒買って来てよ」って伝えて、
B4封筒買って来たけど、まあ、べつにいいよ（笑）
『月がきれい』 第３話 「月に吠える」
http://
うわああああ！ ちくしょうおおおおおぉぉぉぉぉ！
初々しい空気だしやがってよ！ なんかしゃべれよ２人とも！
中間考査が終了。茜は部活に集中し、小太郎は川越祭のお囃子の練習にはげむ。
だが、小太郎は以前投稿した文芸誌の懸賞に落選してしまって……。
LINEでは普通にしゃべれる。だけれど、現実ではぎこちない。
これってたしかにいまだとありそうだな。
男女をとわず。恋人／友人をとわず。
ネット／ウェブで付き合い、現実では会ったことがない、とか。
まあ、それはおいておいて、３話時点で「告白」の展開はちょっと予想とちがった。
おそらくここから一度はなれて、紆余曲折あるんでしょうけれど。
ただ、１つのヤマ（上げ）と１つのタニ（下げ）の時点に、
印象的な月が関る場面は用意してきそうだ。
今回は最初の２人の「月」か――。
来週は修学旅行ですから、
その特別な時間と場所を通し２人がどう変化するか？
■2017／４／21／Friday
市が町内の一部地域を買い上げ、
再開発するらしいのだが、その開発要望アンケートの内容がなんというか……。
本当、高齢者／年配者へと向けた（内容がかたよった）アンケートだな。
これではいかんでしょ。
『正解するカド』 第３話 「ワム」
http://
思考実験。真道と一緒に「カド」から姿を現したザシュニナは、
公平な会見 ＝ 情報交換を望む。このため真道は空港を会見の場所に用意し、
その一部始終をマスコミを通し世界に公開する。
人類全体が把握することになったファーストコンタクト。
一同が見守るなかでザシュニナは「カド」の出自と、
まさしく人類を一変させてしまう交換条件を持ち出し……。
ザシュニナの説明のとおり「カド」は次元と次元をつなぐ中間――異方。
であれば、カドを利用し次元と次元をつなげるし、
次元から無限にエネルギーを取り出し、エントロピーの問題を一挙解決可能。
その象徴が、今回、ザシュニナの取り出す「ワム」。
球体２個で世界の電力すべてをまかなうことができる。
その驚異の存在を、複数、日本は寡占所持することになった。世界問題。
独占か？ 分配か？ でも、それは正しいか？
そもそも享受した「ワム」に頼る方法はザシュニナの語る「進歩」か？
ためされるな
『ソード・オラトリア』 第２話 「試着と購入」
http://
露出度的な衣装の選択。
前回、下層で急襲にあって、一度地上へと戻ったロキ・ファミリア。
なくした武器を調達する、戦利品／収集品を売る、と、
面々は地上でそれぞれの時間をすごす。
だが、アイズの態度は浮かず沈んだ表情。
レフィーアは彼女を元気づけるために、あれこれ世話を焼き始め……。
スピンアウトがアイズ × レフィーヤの関係を中心にすえたものだとはわかった。
ただ、どうにも本編にあった興奮はないな。１話をふくめ関連余話みたいな感覚。
今回は完全にインターバル。
アイズ、ティオネとティオナ、そのレフィーヤのショッピング。
伸び悩むアイズに親心を送る年長組（フィン、リヴェリア、ガレス）
……なんだけれど、いまいち、まだ、
物語の骨格がハッキリしてない（本編の場合はベルが成長していくのが骨格）。
……そのあたりかなあ。
ある程度、強力なパーティーで「物語を組み上げる」のは大変だな。
■2017／４／22／Saturday
午後から三河島でTRPGのセッション――。
『クトゥルフ神話TRPG』のプレイヤーをやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーとキーパー（GM）はお疲れ様でした。
なお、今回のゲームでプレイしたシナリオは、
同人サークル「さといも牧場」（http://
が発行する『神話生物になって始めるクトゥルフ生活』です。
ですので以後の内容は基本ネタバレになります。
本作をプレイする予定があるならば十分注意してください。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ＿伴蚓製� 男／24歳／メカニック
都内大学に通い千葉の大学寮／学生寮で学生寮長をつとめる。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、そこでは顔面から粘液を吹き出し、目が９つ、空中浮遊を行い、目撃した瞬間、上級の独立種族に匹敵する正気度を失う異形の持ち主と化す。便利な侵入能力を使用し違法行為を行う実行犯的なヒト。自分のキャラクター。
▼PC�◆〆管濘�士 男／35歳／料理人
我々の失敗。自由が丘で洋菓子店を経営する菓子職人。変異によってケモミミが生え、前歯がとがって獣的な姿と化すアライさんのようなフレンズ。だが、残酷な現実はPCが菓子職人をめざす女子高生などではなく、「35歳のオッサン」だということであった。最後の最後で世界の真実を探求するため旅立ち、全部、持って行った。
▼PC�� 鷹沢牧人 男／35歳／宗教家
地元Ｉ市の神父だが、オカルト趣味に堕落し禁足地へ我々を誘う張本人。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、超絶美形、するどい五感、分裂能力と、まさしくヒーローのような能力を得る。『ダブルクロス』かな？ 化け物の３人にかわり、対人折衝を行い、言語知識を活用し、重要な書物を解読するなどして大いに活躍する。
▼PC�ぁ．僉璽謄襦Πど堯―�／24歳／作家
オカルトスポットを擬人化したテーマの、スマホゲーをプロデュースする父親の七光で生活する作家志望。近々、小説をウェブサイトに投稿“予定”。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、物理無効のゴムの身体、10本の多腕、強力な下顎と仏教の明王のような姿を得る。剛腕と器用な手先を利用し、荒事や運転で活躍する。
●プレイの内容
「神話生物になって始めるクトゥルフ生活」
（１）
人知らず――。*1
Ｔ県Ｉ市に存在する、このオカルトスポットは全国的に有名な禁足地だ。
いわくところ、千葉氏がかつて放生会を行う場所で、
一族が断絶したあと「禁足の場所」のみ伝承が残った。
いわくところ、あの将門が神仙に出会う、など、真実はさだかではない。*2
いずれにしろ地元住民が畏れ敬う土地。１人の若者の行方不明事件 *3 に、
最近、この場所が関係すると噂がたつ、９月16日の深夜。満月の夜。
その場所へ侵入しようとする不埒者がいた。*4
月刊オカルト雑誌「ヌー」の新人編集、重野周子。地元の神父の鷹沢。
鷹沢の友人で洋菓子店を経営する佐敷。ワナビーのパーテル・阿部。
都内大学の学生、家守だ。
「地域住民の信頼と風評」について学生は神父を説得したけれども、
神父はオカルト趣味に“堕落”し、*5 一行は深夜のＩ駅に集合。
１人、家守はオカルトスポット付近の駐車場へ待機。
重野を含む４人が、ＰＯＶホラーのように、*6 ビデオカメラをかまえ竹藪へ踏み入る。
一行は、その中心で祠を発見。半ば開く祠の扉をあけると、
なかには「なにかが」あったが、すでに持ち去られた形跡が――。
そのとき４人の背後で白い光が瞬く。目覚めたとき、我々は化け物になっていた。*7
（２）
一番ナスティで恐怖ともなう変化を選択した家守が、“わざわざ”駅前に行き、*8
その容貌で若者を恐怖に落し込み、写真を撮影「されてしまう」。*9
Ｉ市に怪物出現の噂が……と、混乱は少々あったものの、化け物４人は合流した。
人知れずで目を覚ました３人は、どうやら自分らと同様の境遇の寺田と遭遇。
八面六臂の異形の鬼神のようなパーテルが寺田を捕縛。*10 だが重野はいない。
精神構造すら変化してしまったPC。変貌と狂気を受け入れて、今後を相談する。
変異直前、光の中で囁く神の声と、神が我々へとしかけた“遊戯”。*11
日付は13日に巻き戻り、*12 本来の世界と違い、新月へと接近する天の月。
期限は「世界を暗闇がおおうまで」。時間はあまりないようだ。*13
PCは唯一のてがかり、重野と接触するため調査を開始。
基本方針をこうだ。以前より交渉能力が上昇した鷹沢が対人折衝。*14
以外のPCが異形の能力を活用し、人間の活動範囲をこえる。
結果、車両盗難、*15 （異形とはいえ）寺田を山奥に監禁・放置。*16
身分を詐称し、ストーカー行為で家宅侵入。*17 ハイエース！ と、
我々はしかたなく、しかたなく、悪い事をした。*18
こうして重野を誘拐。接触をはたすPC。
だが、本来の世界の「たけのこ派」と違い、
「きのこ派」の彼女は、もはや狂人だった。*19
（３）
彼女はPCの姿に恐怖せず、また、佐敷が別世界／異世界
――つまりはPCが以前いた世界から到来した事実をつたえ歓喜した。
この世界の疑問はこれで氷塊する。*20 人知らずの祠の中の鏡と本は“対”の道具。
本を中の呪文を読み、鏡を覗く瞬間、別次元／異世界が誕生。
覗いた者は誕生した次元に移動する。*21 真実を“この世界”の重野に聞き、
鷹沢は呪文を解読。いろいろと話し合うが、*22
選択としてはもう出発した世界に移動するしかない。我々は呪文を詠唱した。
ふたたび強い光。無数の名と姿を持つ神の声が響き、我々の勝利を宣言する。*23
現在の時間は９月16日の深夜。人知らずでは雨が降り始め、
竹藪のなかの３人も、駐車場の車の中の１人も、もう化け物ではない。
重野が雨に撤収を宣言し、糖分補給に「たけのこ」ではなく「すぎのこ」を渡す。
いや、おかしくない。きっと気のせいだ。*24 あの祠の中に鏡と本はあるのだろうか？*25
撤収するなか佐敷がいった。「ああ、携帯を藪からでるときに落としたみたいだ」
３人は先に寺田と一緒に竹藪を出て、家守と合流する。
「あれ？ 佐敷さんはまだか？」 家守が佐敷に電話した。
祠の中を確認している途中、佐敷の携帯が鳴る。
応答した耳元で声が響く。雨音にまじり。
「やあ」。神の声が。ふたたび――。*26
●脚注
※１ 人知らず ＝ 「八幡の藪知らず」のことだ。https:/
※２ 佐敷のPLが事前に伝承を調査してきてくれて、その伝承のパターンはなかなかたのしく聞けました。
※３ 行方不明になった若者の名前は寺田和馬。PCが化け物になったあと遭遇する。
※４ 本当にやったらば逮捕 ＋ 炎上だ。
※５ だめだこの神父はやくなんとかしないと。
※６ ＰＯＶホラー形式の作品って、結末が全滅か全滅間近の作品しかないよね！
※７ 「Ｒe:化物から始める異世界生活」 おい。シナリオにぴったりじゃねえか……。
※８ そのとき家守のPL（自分）は水を得た魚のようにイキイキしていたという。
※９ 「しまった！ まさかスマホで撮影されてしまうとは！（と棒読み）」
※10 身体はゴムとなって物理攻撃無効。伸縮自在。下顎が強力となって左右に腕が５本ずつ増えて、合計10本の腕が生え、10回攻撃可能。【STR】が22に増加。手を使う行動に+30％のボーナス。その姿形は仏教の明王のようであった。
※11 “遊戯”とはそのままの意味だ。このシナリオの出来事はゲーム。無貌の神が行う戯れ。PCが本来いた次元と違う世界が舞台で、我々は怪物だ。PCが本来いた世界には影響がでない。かんがえようによっては「だったら」と、振り切り、怪物としてふるまうこともできる。そのあたりが、このシナリオのユニークなところかもしれない。
※12 なるほど。この約３日前が、どの世界でも、分岐の開始地点なのかも。
※13 約72時間がリミットだ。
※14 なにしろ、この神父イケメンになっている。
※15 公共交通機関が使用できないのだ。「しかたがない」
※16 我々は同じ境遇の寺田を哀れに思った。ただ、寺田は正気を失い、手足が触手で、周囲にひどい悪臭をはなつ。ゆえ寺田を一台の車に閉じ込め山奥に放置したのだ。「しかたがない」
※17 PCは「ヌー」編集部のある品川区に向い編集部員と接触。彼女の自宅が所沢と知る。以後、重野周子のブログをあさり、近所の神社で撮影した桜の花の写真を発見した。PCは写真をtwiteerにアップロードし、 いかにもストーカーの仕業とふるまって、写真の情報を求めて待った。結果、重野の自宅が判明する。
※18 「……で、今度の計画はどうよ（たのしく……いや、しかたなく、犯罪の計画を練るPLたち）」
※19 我々が来た世界の重野は「たけのこ派」。この世界の重野は「きのこ派」。半分冗談だったけれど、この設定は最後にいきたね。
※20 この世界（本来の我々の世界と違う世界）にPCは存在してない。戸籍も身分証明もなければ、たとえばＩ市の教会では鷹沢以外が神父をつとめ、家守以外が学生寮長であった。つまりは、この世界以外の次元から移動してきた存在の立場や環境は、自分以外のなにかか、良く似た同一の存在に置き換えられてしまうのだ。
※21 PCが、この世界に“移動”したさい“神”は、「その世界の“神”になる」うんぬんいっていたが、おそらく、この世界は、誕生するとき呪文を詠唱した／鏡を覗く個人が希望したものになるのかもしれない。
※22 たとえば「こちらの世界の重野を一緒に連れ帰ると、本来の世界の重野が消失するんじゃないのか？」とか、たとえば「寺田は本当に我々の世界の住人であるか」とか（寺田の身分証明はPCと違い消失していなかった）。たのしかったです。とはいえ、そのどれもが本来の世界に帰還しないと結果がわからないのであった。
※23 最後の選択は、あくまでPLの選択であって、グループ全体としては化け物への変異を解消して勝利したのだ。
※24 ※19も参照。……あれ？ いやいや。今日、この世界の「たけのこ派」の重野が、偶然、「すぎのこ」を発見。購入していただけだ。そうに違いない。
※25 （佐敷のPLを見て）確認する必要はどこにもなかったんですよ！
※26 以来、この世界で佐敷を見た者はいない。だが、佐敷こそ真実を確認しに行った、本当の探索者で探究者ではないのか？ 我々はもとの世界へと帰還をしたが、どこかで、この世界が本当かどうか？ かんがえるときがある。
『Re:CREATORS』 第３話 「平凡にして非凡なる日常」
http://
セレジアとまみかの戦闘は、颯太がいわく、
「閉鎖区 underground-dark night-」のラスボス、
弥勒寺優夜の乱入によって停滞。
そのまみかを「緋色のアリステリア」の主人公で女騎士のアリステリアが確保する。
颯太は優夜と状況を話し始め……。
おそらく、ちょうど１期の半分でキャラクター全員を登場させ、
そこから物語をすすませる？
ですから今回のようにキャラクターを登場させつつ、
世界の法則や、創造主と被造物の関係を描写していくのかしら。
ただ、ちょっと、展開のスピードが鈍く、物語が平坦すぎるんですよね。
予想どおりの展開が継続した場合、興味をもたせられないのでは？
それおいておいて、今回は創造主が被造物にどれだけの影響をもたらせるか？
ただ、颯太の洞察のように作者が書いた／描いただけではダメなんだろう。
多数の集団意識が認識しないと設定が機能をしない。
やっぱり当初の予想どおりで、作品の人気が物語を左右するんでしょうね。
『エロマンガ先生』 第３話 「全裸の館と堕落の主」
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我々は物語の神の手を“偶然”と飲み込む――。
あざといクラス委員長（めぐみん）が、
ウェーイと紗霧を連れ出すためにクラスメイトを引き連れ来襲。
その生徒を追い払うなかで、正宗は隣の洋館の幽霊の噂をめぐみんに聞く。
幽霊の弾くピアノの音に怯えて震える愛しの妹。
（ちょろい）正宗は紗霧のために洋館を訪れ……。
そのお隣さんは売れっ子ライトノベル作家で、
虎視眈々とエロマンガ先生を正宗からねらう、裸族の山田エルフ先生。
エルフはいってみるならライバルの正宗に対抗心と敵愾心をむきだしにする。
エルフの仕事術の話はクリエイターならばうなづけるな。
たのしくないときは仕事はしない。気合と熱意は作っている物に宿る。一理ある。
とはいえ、その感覚は作家だからであり、
普通の仕事は、正宗の言う様に、毎日継続することこそ能力よね。
などなど、仕事の方法論／文法論で２人は衝突。
来週、正宗がエルフの仕事の現場を見に行くで次回へ続く。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。
■2017／４／20／Thursday
下の子に「B5の封筒買って来てよ」って伝えて、
B4封筒買って来たけど、まあ、べつにいいよ（笑）
『月がきれい』 第３話 「月に吠える」
http://
うわああああ！ ちくしょうおおおおおぉぉぉぉぉ！
初々しい空気だしやがってよ！ なんかしゃべれよ２人とも！
中間考査が終了。茜は部活に集中し、小太郎は川越祭のお囃子の練習にはげむ。
だが、小太郎は以前投稿した文芸誌の懸賞に落選してしまって……。
LINEでは普通にしゃべれる。だけれど、現実ではぎこちない。
これってたしかにいまだとありそうだな。
男女をとわず。恋人／友人をとわず。
ネット／ウェブで付き合い、現実では会ったことがない、とか。
まあ、それはおいておいて、３話時点で「告白」の展開はちょっと予想とちがった。
おそらくここから一度はなれて、紆余曲折あるんでしょうけれど。
ただ、１つのヤマ（上げ）と１つのタニ（下げ）の時点に、
印象的な月が関る場面は用意してきそうだ。
今回は最初の２人の「月」か――。
来週は修学旅行ですから、
その特別な時間と場所を通し２人がどう変化するか？
■2017／４／21／Friday
市が町内の一部地域を買い上げ、
再開発するらしいのだが、その開発要望アンケートの内容がなんというか……。
本当、高齢者／年配者へと向けた（内容がかたよった）アンケートだな。
これではいかんでしょ。
『正解するカド』 第３話 「ワム」
http://
思考実験。真道と一緒に「カド」から姿を現したザシュニナは、
公平な会見 ＝ 情報交換を望む。このため真道は空港を会見の場所に用意し、
その一部始終をマスコミを通し世界に公開する。
人類全体が把握することになったファーストコンタクト。
一同が見守るなかでザシュニナは「カド」の出自と、
まさしく人類を一変させてしまう交換条件を持ち出し……。
ザシュニナの説明のとおり「カド」は次元と次元をつなぐ中間――異方。
であれば、カドを利用し次元と次元をつなげるし、
次元から無限にエネルギーを取り出し、エントロピーの問題を一挙解決可能。
その象徴が、今回、ザシュニナの取り出す「ワム」。
球体２個で世界の電力すべてをまかなうことができる。
その驚異の存在を、複数、日本は寡占所持することになった。世界問題。
独占か？ 分配か？ でも、それは正しいか？
そもそも享受した「ワム」に頼る方法はザシュニナの語る「進歩」か？
ためされるな
『ソード・オラトリア』 第２話 「試着と購入」
http://
露出度的な衣装の選択。
前回、下層で急襲にあって、一度地上へと戻ったロキ・ファミリア。
なくした武器を調達する、戦利品／収集品を売る、と、
面々は地上でそれぞれの時間をすごす。
だが、アイズの態度は浮かず沈んだ表情。
レフィーアは彼女を元気づけるために、あれこれ世話を焼き始め……。
スピンアウトがアイズ × レフィーヤの関係を中心にすえたものだとはわかった。
ただ、どうにも本編にあった興奮はないな。１話をふくめ関連余話みたいな感覚。
今回は完全にインターバル。
アイズ、ティオネとティオナ、そのレフィーヤのショッピング。
伸び悩むアイズに親心を送る年長組（フィン、リヴェリア、ガレス）
……なんだけれど、いまいち、まだ、
物語の骨格がハッキリしてない（本編の場合はベルが成長していくのが骨格）。
……そのあたりかなあ。
ある程度、強力なパーティーで「物語を組み上げる」のは大変だな。
■2017／４／22／Saturday
午後から三河島でTRPGのセッション――。
『クトゥルフ神話TRPG』のプレイヤーをやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーとキーパー（GM）はお疲れ様でした。
なお、今回のゲームでプレイしたシナリオは、
同人サークル「さといも牧場」（http://
が発行する『神話生物になって始めるクトゥルフ生活』です。
ですので以後の内容は基本ネタバレになります。
本作をプレイする予定があるならば十分注意してください。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ＿伴蚓製� 男／24歳／メカニック
都内大学に通い千葉の大学寮／学生寮で学生寮長をつとめる。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、そこでは顔面から粘液を吹き出し、目が９つ、空中浮遊を行い、目撃した瞬間、上級の独立種族に匹敵する正気度を失う異形の持ち主と化す。便利な侵入能力を使用し違法行為を行う実行犯的なヒト。自分のキャラクター。
▼PC�◆〆管濘�士 男／35歳／料理人
我々の失敗。自由が丘で洋菓子店を経営する菓子職人。変異によってケモミミが生え、前歯がとがって獣的な姿と化すアライさんのようなフレンズ。だが、残酷な現実はPCが菓子職人をめざす女子高生などではなく、「35歳のオッサン」だということであった。最後の最後で世界の真実を探求するため旅立ち、全部、持って行った。
▼PC�� 鷹沢牧人 男／35歳／宗教家
地元Ｉ市の神父だが、オカルト趣味に堕落し禁足地へ我々を誘う張本人。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、超絶美形、するどい五感、分裂能力と、まさしくヒーローのような能力を得る。『ダブルクロス』かな？ 化け物の３人にかわり、対人折衝を行い、言語知識を活用し、重要な書物を解読するなどして大いに活躍する。
▼PC�ぁ．僉璽謄襦Πど堯―�／24歳／作家
オカルトスポットを擬人化したテーマの、スマホゲーをプロデュースする父親の七光で生活する作家志望。近々、小説をウェブサイトに投稿“予定”。無貌の神の“遊戯”で別の世界へ移動し、物理無効のゴムの身体、10本の多腕、強力な下顎と仏教の明王のような姿を得る。剛腕と器用な手先を利用し、荒事や運転で活躍する。
●プレイの内容
「神話生物になって始めるクトゥルフ生活」
（１）
人知らず――。*1
Ｔ県Ｉ市に存在する、このオカルトスポットは全国的に有名な禁足地だ。
いわくところ、千葉氏がかつて放生会を行う場所で、
一族が断絶したあと「禁足の場所」のみ伝承が残った。
いわくところ、あの将門が神仙に出会う、など、真実はさだかではない。*2
いずれにしろ地元住民が畏れ敬う土地。１人の若者の行方不明事件 *3 に、
最近、この場所が関係すると噂がたつ、９月16日の深夜。満月の夜。
その場所へ侵入しようとする不埒者がいた。*4
月刊オカルト雑誌「ヌー」の新人編集、重野周子。地元の神父の鷹沢。
鷹沢の友人で洋菓子店を経営する佐敷。ワナビーのパーテル・阿部。
都内大学の学生、家守だ。
「地域住民の信頼と風評」について学生は神父を説得したけれども、
神父はオカルト趣味に“堕落”し、*5 一行は深夜のＩ駅に集合。
１人、家守はオカルトスポット付近の駐車場へ待機。
重野を含む４人が、ＰＯＶホラーのように、*6 ビデオカメラをかまえ竹藪へ踏み入る。
一行は、その中心で祠を発見。半ば開く祠の扉をあけると、
なかには「なにかが」あったが、すでに持ち去られた形跡が――。
そのとき４人の背後で白い光が瞬く。目覚めたとき、我々は化け物になっていた。*7
（２）
一番ナスティで恐怖ともなう変化を選択した家守が、“わざわざ”駅前に行き、*8
その容貌で若者を恐怖に落し込み、写真を撮影「されてしまう」。*9
Ｉ市に怪物出現の噂が……と、混乱は少々あったものの、化け物４人は合流した。
人知れずで目を覚ました３人は、どうやら自分らと同様の境遇の寺田と遭遇。
八面六臂の異形の鬼神のようなパーテルが寺田を捕縛。*10 だが重野はいない。
精神構造すら変化してしまったPC。変貌と狂気を受け入れて、今後を相談する。
変異直前、光の中で囁く神の声と、神が我々へとしかけた“遊戯”。*11
日付は13日に巻き戻り、*12 本来の世界と違い、新月へと接近する天の月。
期限は「世界を暗闇がおおうまで」。時間はあまりないようだ。*13
PCは唯一のてがかり、重野と接触するため調査を開始。
基本方針をこうだ。以前より交渉能力が上昇した鷹沢が対人折衝。*14
以外のPCが異形の能力を活用し、人間の活動範囲をこえる。
結果、車両盗難、*15 （異形とはいえ）寺田を山奥に監禁・放置。*16
身分を詐称し、ストーカー行為で家宅侵入。*17 ハイエース！ と、
我々はしかたなく、しかたなく、悪い事をした。*18
こうして重野を誘拐。接触をはたすPC。
だが、本来の世界の「たけのこ派」と違い、
「きのこ派」の彼女は、もはや狂人だった。*19
（３）
彼女はPCの姿に恐怖せず、また、佐敷が別世界／異世界
――つまりはPCが以前いた世界から到来した事実をつたえ歓喜した。
この世界の疑問はこれで氷塊する。*20 人知らずの祠の中の鏡と本は“対”の道具。
本を中の呪文を読み、鏡を覗く瞬間、別次元／異世界が誕生。
覗いた者は誕生した次元に移動する。*21 真実を“この世界”の重野に聞き、
鷹沢は呪文を解読。いろいろと話し合うが、*22
選択としてはもう出発した世界に移動するしかない。我々は呪文を詠唱した。
ふたたび強い光。無数の名と姿を持つ神の声が響き、我々の勝利を宣言する。*23
現在の時間は９月16日の深夜。人知らずでは雨が降り始め、
竹藪のなかの３人も、駐車場の車の中の１人も、もう化け物ではない。
重野が雨に撤収を宣言し、糖分補給に「たけのこ」ではなく「すぎのこ」を渡す。
いや、おかしくない。きっと気のせいだ。*24 あの祠の中に鏡と本はあるのだろうか？*25
撤収するなか佐敷がいった。「ああ、携帯を藪からでるときに落としたみたいだ」
３人は先に寺田と一緒に竹藪を出て、家守と合流する。
「あれ？ 佐敷さんはまだか？」 家守が佐敷に電話した。
祠の中を確認している途中、佐敷の携帯が鳴る。
応答した耳元で声が響く。雨音にまじり。
「やあ」。神の声が。ふたたび――。*26
●脚注
※１ 人知らず ＝ 「八幡の藪知らず」のことだ。https:/
※２ 佐敷のPLが事前に伝承を調査してきてくれて、その伝承のパターンはなかなかたのしく聞けました。
※３ 行方不明になった若者の名前は寺田和馬。PCが化け物になったあと遭遇する。
※４ 本当にやったらば逮捕 ＋ 炎上だ。
※５ だめだこの神父はやくなんとかしないと。
※６ ＰＯＶホラー形式の作品って、結末が全滅か全滅間近の作品しかないよね！
※７ 「Ｒe:化物から始める異世界生活」 おい。シナリオにぴったりじゃねえか……。
※８ そのとき家守のPL（自分）は水を得た魚のようにイキイキしていたという。
※９ 「しまった！ まさかスマホで撮影されてしまうとは！（と棒読み）」
※10 身体はゴムとなって物理攻撃無効。伸縮自在。下顎が強力となって左右に腕が５本ずつ増えて、合計10本の腕が生え、10回攻撃可能。【STR】が22に増加。手を使う行動に+30％のボーナス。その姿形は仏教の明王のようであった。
※11 “遊戯”とはそのままの意味だ。このシナリオの出来事はゲーム。無貌の神が行う戯れ。PCが本来いた次元と違う世界が舞台で、我々は怪物だ。PCが本来いた世界には影響がでない。かんがえようによっては「だったら」と、振り切り、怪物としてふるまうこともできる。そのあたりが、このシナリオのユニークなところかもしれない。
※12 なるほど。この約３日前が、どの世界でも、分岐の開始地点なのかも。
※13 約72時間がリミットだ。
※14 なにしろ、この神父イケメンになっている。
※15 公共交通機関が使用できないのだ。「しかたがない」
※16 我々は同じ境遇の寺田を哀れに思った。ただ、寺田は正気を失い、手足が触手で、周囲にひどい悪臭をはなつ。ゆえ寺田を一台の車に閉じ込め山奥に放置したのだ。「しかたがない」
※17 PCは「ヌー」編集部のある品川区に向い編集部員と接触。彼女の自宅が所沢と知る。以後、重野周子のブログをあさり、近所の神社で撮影した桜の花の写真を発見した。PCは写真をtwiteerにアップロードし、 いかにもストーカーの仕業とふるまって、写真の情報を求めて待った。結果、重野の自宅が判明する。
※18 「……で、今度の計画はどうよ（たのしく……いや、しかたなく、犯罪の計画を練るPLたち）」
※19 我々が来た世界の重野は「たけのこ派」。この世界の重野は「きのこ派」。半分冗談だったけれど、この設定は最後にいきたね。
※20 この世界（本来の我々の世界と違う世界）にPCは存在してない。戸籍も身分証明もなければ、たとえばＩ市の教会では鷹沢以外が神父をつとめ、家守以外が学生寮長であった。つまりは、この世界以外の次元から移動してきた存在の立場や環境は、自分以外のなにかか、良く似た同一の存在に置き換えられてしまうのだ。
※21 PCが、この世界に“移動”したさい“神”は、「その世界の“神”になる」うんぬんいっていたが、おそらく、この世界は、誕生するとき呪文を詠唱した／鏡を覗く個人が希望したものになるのかもしれない。
※22 たとえば「こちらの世界の重野を一緒に連れ帰ると、本来の世界の重野が消失するんじゃないのか？」とか、たとえば「寺田は本当に我々の世界の住人であるか」とか（寺田の身分証明はPCと違い消失していなかった）。たのしかったです。とはいえ、そのどれもが本来の世界に帰還しないと結果がわからないのであった。
※23 最後の選択は、あくまでPLの選択であって、グループ全体としては化け物への変異を解消して勝利したのだ。
※24 ※19も参照。……あれ？ いやいや。今日、この世界の「たけのこ派」の重野が、偶然、「すぎのこ」を発見。購入していただけだ。そうに違いない。
※25 （佐敷のPLを見て）確認する必要はどこにもなかったんですよ！
※26 以来、この世界で佐敷を見た者はいない。だが、佐敷こそ真実を確認しに行った、本当の探索者で探究者ではないのか？ 我々はもとの世界へと帰還をしたが、どこかで、この世界が本当かどうか？ かんがえるときがある。
『Re:CREATORS』 第３話 「平凡にして非凡なる日常」
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セレジアとまみかの戦闘は、颯太がいわく、
「閉鎖区 underground-dark night-」のラスボス、
弥勒寺優夜の乱入によって停滞。
そのまみかを「緋色のアリステリア」の主人公で女騎士のアリステリアが確保する。
颯太は優夜と状況を話し始め……。
おそらく、ちょうど１期の半分でキャラクター全員を登場させ、
そこから物語をすすませる？
ですから今回のようにキャラクターを登場させつつ、
世界の法則や、創造主と被造物の関係を描写していくのかしら。
ただ、ちょっと、展開のスピードが鈍く、物語が平坦すぎるんですよね。
予想どおりの展開が継続した場合、興味をもたせられないのでは？
それおいておいて、今回は創造主が被造物にどれだけの影響をもたらせるか？
ただ、颯太の洞察のように作者が書いた／描いただけではダメなんだろう。
多数の集団意識が認識しないと設定が機能をしない。
やっぱり当初の予想どおりで、作品の人気が物語を左右するんでしょうね。
『エロマンガ先生』 第３話 「全裸の館と堕落の主」
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我々は物語の神の手を“偶然”と飲み込む――。
あざといクラス委員長（めぐみん）が、
ウェーイと紗霧を連れ出すためにクラスメイトを引き連れ来襲。
その生徒を追い払うなかで、正宗は隣の洋館の幽霊の噂をめぐみんに聞く。
幽霊の弾くピアノの音に怯えて震える愛しの妹。
（ちょろい）正宗は紗霧のために洋館を訪れ……。
そのお隣さんは売れっ子ライトノベル作家で、
虎視眈々とエロマンガ先生を正宗からねらう、裸族の山田エルフ先生。
エルフはいってみるならライバルの正宗に対抗心と敵愾心をむきだしにする。
エルフの仕事術の話はクリエイターならばうなづけるな。
たのしくないときは仕事はしない。気合と熱意は作っている物に宿る。一理ある。
とはいえ、その感覚は作家だからであり、
普通の仕事は、正宗の言う様に、毎日継続することこそ能力よね。
などなど、仕事の方法論／文法論で２人は衝突。
来週、正宗がエルフの仕事の現場を見に行くで次回へ続く。
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