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2017年02月26日17:25

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思いつきで選ぶヴィヴァルディの10曲

まずは、長年の愛聴盤のジャケットをアップしてみた。
「VIVA VIVALDI・・・!」
ルイ・オーリアコンブ指揮 トゥールーズ室内管弦楽団
(独EMI)

タイトルは、下手なシャレで、
昔のマイミクの、さんようさんが見たら喜びそうだが
「4つのヴァイオリン協Op3-11」「マンドリン協」
「リコーダー協」など5曲が入っていて、
曲も演奏も最高の1枚。
日本盤も持っているが、サブタイトルが
「ヴィヴァルディの魅力、天使のメロディシリーズ」
とあり、「VIVA VIVALDI!」と同じようなネーミングセンスだ。

いままで聴いてきた、ヴィヴァルディの作品の中から
愛着のあるものをはじめ、適当に10曲を選んでみた。
意図的に「四季」は除いてある。
あれは誰でも知っているから。



○調和の幻想 Op.3
特に2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲Op3-11
1楽章のフーガ、フィナーレの疾走感、まさに完璧な作品。

○和声と創意の試み」Op.8-5「海の嵐」
 四季で有名な曲集。、四季以外の作品は
 いったい何を試みたのか、イマイチわからないが
 四季以外では「海の嵐」がピカイチ。技巧的でカッコいい。

○フルート協奏曲集Op.10
 「夜」Op10-2は第2及び第5楽章に「幽霊」「眠り」という
 タイトルがついていて、楽曲構成も「四季」と同様に自由なもの。
 もしかしたら「四季」のようにソネットがあるのかもしれない。
 「ごしきひわ」Op10-3は第2楽章のメロディが美しい。

○ヴィオラ・ダモーレ協奏曲集RV392-397よりイ長調RV396
 ヴィオラ・ダモーレは6〜7本の演奏弦に共鳴弦を加えた弦楽器で
 独特の音色、技巧を活かしたヴィヴァルディの作品は貴重。
 
○ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲RV 540
 作曲者晩年の作品。晩年の孤独がにじみ出たような作品。
 特に第2楽章が美しい。
 https://www.youtube.com/watch?v=xuVhd99CS6o

○リュート協奏曲 ニ長調RV 93 
 第2楽章は、「冬」の第2楽章や、「ごしきひわ」の第2楽章と並ぶ
 名旋律である。ほかの楽章も良く、「四季」の次に聴くべき曲として
 お勧め。


○マンドリン協奏曲ハ長調RV.425
 映画「クレイマーvs.クレイマー」で使われて一躍有名になった作品。
 出だしのオケの部分以外は別にどうということはないが。
 
○リコーダー協奏曲ハ長調RV443
 印象的なオケの前奏のあと、リコーダーが技巧的に吹きまくる。
 YouTubeですごい名演を見つけた
 Anna Fusek
 https://www.youtube.com/watch?v=kU5Q1mCMCKM
 
○グローリア
 ヴィヴァルディの宗教音楽の代表作。
 大作だが、軽い小品の連続であり、気楽に聴ける。
 
○Beatus vir (psalm 111)RV 598
 宗教音楽の小品だが、曲の構成は完全に協奏曲。
 ソリスト(ソプラノ2名、アルト)が楽しそうに歌う。
 転調してコーラスがフォルテで入ってくるところは
 実に効果的である。
 個人的には「グローリア」より評価したい作品。

ほかにいい曲があったら教えて頂ければ有難い。
ヴィヴァルディはたくさん聞いたが、
いまいち、とか、ぜんぜんダメ、というのも
少なくないのである。

険しくも楽しいヴィヴァルディ遍歴といったところであろうか。



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