mixiユーザー(id:1506494)

2016年12月12日19:03

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男と女

ダバダバダ〜♪の主題歌でおなじみのフランス映画を観て参りました@ジャック&ベティ
今年が製作50周年記念でデジタルリマスタリングされたのだそうです

ワタシは主題歌の方はリアルタイムでラジオを通じて聴いておりますが、映画は(当時
中学生ですから)多分観ていないと思います
でも「女」役のアヌーク・エーメについては「美人だけど口が大きくて、エラの張った四角い
顔だ」という印象があるので、何かの時に観ているのでしょうね(スチール写真かな)

アヌーク・エーメについてこんな不遜な感想を抱いたのは、そもそもモジリアニの妻役を
演じた「モンパルナスの灯」は観ているからです(TVの午後の洋画劇場みたいので)
この映画はジェラール・フィリップがモジリアニを演じていて、身の程を弁えずに美形
好みであるワタシの母がジェラール・フィリップの大ファンで、その影響があるのですね
実際のモジリアニ夫人も美人だったそうですが、このアヌーク・エーメも美しかった
だから「男と女」での彼女にはオヤ?と思ったわけで

ともかく「男と女」についてはどんな話か記憶にもありませんので、たとえ観ていたにしても
未見同様であります
なので新鮮な思いで拝観しました

お互いに伴侶を事故で失った男女(カーレーサーのジャン=ルイと映画スクリプターの
アンヌ)が、子供を寄宿舎制の学校に入れていることで知り合い「家族ぐるみで」付き合う
うちに惹かれていき、だけれども女は踏み切れず、というもやもやした恋心が、カラー・
モノクロ取り混ぜた映像と、ささやくようなシャンソンとサンバで表現される

まさにフランス映画で、「おフランス」と言った方がいいのかな、お洒落でシックでという、
淀川長治さんの言葉を借りれば、「これが人生ですよ、ということをさらりと見せる」作品
思い出を語るところは映像で見せて、セリフは饒舌でも感情的でもなく、いかにもカンヌで
パルム・ドールを取るような出来映えであります

もしワタシがこの映画を観ていたとしても、詳細は忘れてしまっているだろうな
エンディングもあっさりと、「ね、お洒落でしょう」という、フランスかぶれが泣いて喜ぶ趣向

まぁかくいうワタシだって、フランス映画も、フランス音楽も好きでありますから、決して
皮肉じゃないです

ダバダバダ〜の主題歌は "major7th" というコードネームを知ったきっかけでしょうね
4分の5拍子という変拍子も、中学生にとってはまことに刺激的でありましたが、映画自体
は、今や中学生ではありませんので、むしろ刺激の少ないものでした(悪くはないですよ)
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