昔から人気のシリーズをJ・J・エイブラムスが再構築したシリーズの第3弾だが、相変わらずと言った感じの宇宙での勧善懲悪ものの内容で、 分かりやすいストーリーながら、少しばかりひねりも加えられ、映像の見事さととも一つの世界を堪能できるのは間違いない。
従来は生命とは何かがテーマになることが多かったが、今回は生き物同士の戦争がテーマのようで、その分、悪役となる宇宙人もやや類型的な描き方になっているが、もともと子どもも含めて全ての世代で楽しめる映画を目指しているのだし、これはこれで楽しめる。
ミスター・スポックの個人的な境遇についての描写もあるが、オリジナルのシリーズとかぶさる形になっていて、果たして全く新しいシリーズなのか、オリジナルもののリメイクなのか、少し混乱させられるし、これは少し余計なエピソードだったかもしれない。
せっかくなら、レナード・ニモイも逝去しただけに、レナード・ニモイの追悼も含めたエピソードを加えたほうが良かったのでは?
どうやら今回からまた新しいキャラクターがエンタープライズ号のクルーに加わるようだが、次回はこの新キャラクターが活躍することになるのかな?
まだまだシリーズは続くみたいで、次回作も楽しみにしておくか。
★60点
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