7月24日
今日は、初めて岐阜県美術館に行った。
岡崎駅 午前8時くらいの電車に乗って岐阜駅まで行くのは、10数年ぶりだった。
その時は、子供たちも連れて、岐阜県歴史博物館の「敦煌展」に行った。
随分昔の話である。その時、バスを乗り間違えて、随分歩いた記憶がある。
今日は、一人で 出かけたので、インターネットで バスの時間まで調べた。
そしたら、1時間に1本しかバスがないことが分かった。
9時26分くらいのバスが 随分遅れて、45分くらいに来た。
結局 岐阜駅で40分以上はバスを待った。
バスが来るまでは暇なので、岐阜バスの写真ばかり撮った。
織田信長の絵が描いてあるバスが何台も通って、それぞれが全部違う絵だった。
それから、濃姫の絵が描いてあるバスまであって驚いた。
駅前には金ぴかの信長像もあり、わりと最近建てられたものだと分かった。
ただ、駅前の商店街みたいなものはなくて、駅の中に少しレストラン街があるくらいだった。
バスが遅れていたら、美術館に10時過ぎに着いて、早速展覧会を観た。
わざわざ岐阜県美術館に行ったのは、北海道立近代美術館のコレクションが観られるというからで、なかなか北海道に行くことができないので、岐阜だったら 何とか行けるだろうと思った。
岐阜までは約1時間電車に乗り、それから1時間に1本のバスに乗って 15分くらいだった。
まずは、橋本雅邦の「十牛図」。横山大観と下村観山の掛軸。
なかなか良いコレクションだった。
久本春雄の「鹿」という作品は、蓮の花と鹿が描いてあり、極楽浄土を示しているのかなと思った。美しい絵だった。
山口蓬春が北海道の出身だとは知らなかった。「向日葵」の絵は 印象に残った。
でも、何と言っても片岡球子の絵は 個性的で 凄かった!
特に「桜島の夜」は、迫力があり、圧倒された。
これが日本画なのかと思うくらい、パワーがあった。
一生懸命にスケッチして絵を描いたんだということが良く分かった。
小学校の先生をしている時に教え子を描いた絵も 算数のテストの内容まで描いてあった。
着物の柄の細かさ。山の大胆な描き方。誰にもまねのできない個性的な絵。
77歳を過ぎてから取り組んだ「裸婦」の絵。
何歳になっても探求心を忘れない姿に感動を覚えた。
その隣に展示してあった福井爽人の絵は、あれほどの主張がなく、綺麗な絵だと思った。
最後に後藤純男の「冬の層雲峡」という絵は、凍てつく北海道の寒さがとても良く表されていると思った。
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