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2024年05月23日12:48

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「コスチュームジュエリー シャネル、ディオール、スキャパレッリ 美の変革者たち」・・・愛知県美術館

5月18日
桑山美術館に行った後、愛知県美術館に行った。

「これは、偽りなく美しい "ニセモノ" のジュエリー」――あえて本真珠と模造パールをあわせて身に着けた、ガブリエル・シャネルの言葉です。彼女にとって、素材が何であれ、デザインやスタイルにこそ真の価値があることを表しています。

コスチュームジュエリーとは、宝石や貴金属を用いず、ガラスや貝、樹脂など多種多様な素材で制作されるファッションジュエリー。素材から解放され自由なデザインを提案できるコスチュームジュエリーを、20世紀初頭のポール・ポワレが先駆けとなり、以降シャネルやディオール、スキャパレッリなどフランスのオートクチュールのデザイナーたちがこぞって取り入れました。やがてヨーロッパ、そして戦後はおもにアメリカで、コスチュームジュエリーは広く普及し、当時の女性たちに装う楽しみだけではなく、生きる活力、自由や自立の精神をもたらしました。

本展は20世紀初めから戦後に至るコスチュームジュエリーの歴史的展開を紹介する、日本初の展覧会です。小瀧千佐子氏による世界的に希少なコレクションからジュエリー約450点と、当時のドレスやファッション雑誌などの関連作品を通して、その魅力をご堪能ください。]・・・・愛知県美術館のホームページより

5月18日は この展覧会の監修者でコスチュームジュエリー研究家の小瀧千佐子さんの記念講演会があり、それも聴いてきた。
小瀧さんは、コレクター40年、東京の北参道で「チサ」という店を経営。
店では、ムラーノガラス、ヴェネチアンビーズ、コスチュームジュエリーを取り扱っている。様式美 本物の偽物
エール・フランスに入社し、個性を大事にする文化に衝撃を受けた。
フライトの間の休みで、アンティークマーケットによく行っていた。

コスチュームジュエリーの起源
19世紀パリ ポール・ポワレ・・・コルセットを取り去り、身体を開放するデザイン
メディアを利用 カラーのイラスト集(1908年) 10ページの小冊子
1912年の ファッション雑誌  直線的なドレス アール・デコ
コスチュームジュエリーの誕生   装身具全般 マスクとブレスレット(1919年)

ガブリエル・シャネル  活動的・機能的な衣服 衣服を引き立てるためのジュエリーを確立させた。「物の価値は自分が決める 

エルザ・スキャパレッリ
ファッションをアートに ダリと交流 ロブスターテレホン
ピカソ  パガンコレクション
色ガラスを量産 色彩の魔術師  自らのインスピレーションからデザインする

クリスチャン・ディオール
ウエストを絞ったフェミニン 優雅なスタイル  花柄 白鳥 スズランの花
スワンのブローチ  ミス・ディオール 香水
黒いリボンとパールのジュエリー  自由・平等・博愛
単独に身につける人の個性をひきたてるもの

コスチュームジュエリーとは 貴金属や宝石を使用しないで作られたファッションジュエリー
素材にしばられず、時代、世相を反映している。

3つのランク
オートクチュール用  オーダーメイド、ドレスに合わせて作られた1〜2点
プレタポルテ用 数量限定   
量産されたファッションジュエリー  上質なもの ブランドのロゴ入り

コッポラ・エ・トッポ  1950年〜60年 1986年閉鎖
イタリア人  パリで活躍   ヴェネツィアのビーズ

リナ・バレッティー
上質な素材と安価な素材を組み合わせた 繊細な作り
コルクで作ったサングラス

リーン・ヴォートラン
メタルの詩人  金属鋳造  1つ1つ手作り  自分で作る   鏡  コンパクト
小箱

ミリアム・ハステル
シャネルに憧れる   アメリカで制作  ニューヨーク  ブランドは今もある
ガラスビーズ 接着剤を使わない 模造パール

トリファリ・・・ファインジュエリーと見紛うようなジュエリー
アメリカ
ジュリーベリーシリーズ
トリファリウムの開発  金メッキしやすい  広告
テーマをもってコレクションを発表 

アイゼンバーグ  愛国心をあおるもの
自由な発想 大胆なデザイン   産業として発展
時代の要求 デザイナー 職人 好奇心

当時のドレスとジュエリーの展示、ファッション雑誌の展示など 貴重なものを観た。





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