アカデミー賞受賞だけに、やはりデカプリオの鬼気迫る演技が見もの。
開拓時代のアメリカ西部を舞台に、前半はサバイバルドラマとしてストーリーが展開するが、冬の厳しい自然が見事に描かれているし、巧みなカメラワーク、動物も含めた演出により、寒さ、痛さが観る者にもやたらリアルに伝わり、観る側もこうした苦しみに耐えながら観なければいけない感じ。
後半になると復讐劇に代わるが、ラスト、果たして主人公は満足したのか?ややもどかしい感じのままだが、結局は極めて単純なストーリーのドラマであり、とにかく寒いし痛い映画で、最後、ようやく厳しい寒さと痛みから解放されてほっとした気分になれば、重厚な映画を観た満足感にもつながるのか…。
★60点
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