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2016年02月14日08:43

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ありあまる思いつきを徒然なるままに

その1.

昨年、尾崎豊の生誕50年で、彼のことが話題になったときに
よくわからなかったのが

「盗んだバイクで走り出す〜」
という歌詞の一節である。

これ、どういう意味なんだろう?
窃盗を奨励しているのか?

バイク盗んだらダメだろう。絶対に。

「盗んだバイクで走り出す〜」
がOKなら
「盗んだ財布でお買い物♪」
もOKだろうし
「盗んだフライパンでクッキング〜」
も楽しそうだ。

尾崎のファンのあいだでは

女A「そのバイク、どうしたの?」
女B「盗んだの〜」
女A,女B「盗んだバイクで走り出す〜♪」

という会話が成り立つのだろうか?
尾崎ファンとはあまり友達にはなりたくない気がする。


その2

昔は、正月は百人一首をよくやったものだ。
この、百人一首は、
傑作ばかりでなく、とりとめのないものもある。

特に、蝉丸の

「これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも 逢ふ坂の関」

という歌は、つまらん歌だと思っていた。
「逢坂」と「逢ふ坂」をかけているのも、別にどうってことないだろう。

蝉丸をネットで調べると
「盲目の琵琶法師だったとも、逢坂関(おうさかのせき)の関所にいた
乞食ともいわれている」
http://www.caruta.net/semimaru.html

琵琶法師と乞食じゃ、えらい違いだが、
情けない名前から、自分は乞食説を採りたい。

そこらへんを考慮すると、一概につまらん歌とは言えなくなる。
この歌が選ばれたのは
歌に込められた、乞食の厭世観が、藤原定家の心を捉えたのだろうか。


その3

5年ほど前、田部京子のリサイタルにいったときのこと。
リサイタル終了後、サイン会があった。
千円で買ったリスト集のCDにサインをしてもらった。

CDを受け取る際に

「リゴレットパラフレーズを、また弾いてください」

と話しかけると、田部さんは、なんと

「はい」

といいながら、首を横に振ったのだ。
(イヤミな女が、鼻で「フン」といいながら首を横に振る、あの仕草)

その仕草を見ながら
「なんてイヤな女なんだ・・・」 と思った。

「わかったべ!」と、シャレが言えたら、ファンになってあげたのに。

(もちろん、シャレが言えるかどうかをためしてみたわけではない。
念のため)

その1ヶ月後、同じホールで藤原由紀乃のリサイタルを聴いて
あまりの素晴らしさに、田部のことは脳裏から完全に消え去った。
(梅田、フェニックスホール)

サインしてもらったリスト集は、いまだに聴いていない。

(これは思いつきでなく、本当の話)


田部ちゃんを 聴いてバッハが わかったべ   亀丸

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