自由が丘から大井町線の上野毛駅を降りて直ぐ、
路地に入ると高級住宅街がある。
五島慶太は、かつて東急電鉄の社長を務めた人。
敷地内に開館した美術館の他、6000坪の広大な丘陵地の庭園。
豪邸の自宅と茶室が隣接している。
庭を歩けば、咲く花の無い時期でも、
威厳ある灯篭や石像が出迎えてくれた。
企画展は釉薬にこだわる五彩、三彩の焼き物。
入り口には愛染明王が座している。
国宝、文化財はもとより、研究者向けの文庫が、
目黒にもあるという財の持ち主。
絵画もモジリアニ、マチス、カンディンスキーがあった。
多数の絵巻物の収蔵ではなく、今回は陶器達のみ。
とりわけ「黄釉」と呼ばれる、やまぶき一色の白磁が多い。
中国・明の時代の技術を堪能した。
瓷華明彩(しかめいさい)五島美術館
http://www.gotoh-museum.or.jp/
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