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2015年05月22日18:36

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「 ビリギャル 」

 
3月に観た 「ストロボ・エッジ」 の感想日記に、” こんな有村架純を観たかった ” と書いた。
芸がないが、今作でも同じ台詞を呟きたい。

とにかく色んな彼女を見せてくれる。
金髪でヘソを出したミニスカ姿まで!

女子高生のさやか(有村)は、エスカレーター式の学校に通っているため全く勉強をしなくなり、成績が学年ビリになってしまう。
その彼女がなぜ慶應大学をめざすようになり、一体どのようにして偏差値を40も上げて、現役合格を果たしたのか?

こんな物語、実話でなければ、とても説得力をもって描けないだろう。
それにしても、言わば ” お受験 ” を、ここまでのエンターテインメントにするなんて!

予告編から、軽いコメディタッチの、” 乗り ” で見せる映画かと想像していたら――。
もういう面もあるが、こんなにしっかりした内容だとは思わなかった。
ちゃんとした家族映画に・・・、師弟映画に・・・、そして青春映画になっているのである。

塾の講師・坪田先生役には、伊藤淳史。
有村、伊藤、2人の好演が光っていたが、本作が成功した大きな要因の一つは、制作に関係したテレビ局がTBSだったことだろう。
かつて ” ドラマのTBS ” と呼ばれており、本作のメガホンを取ったのも、同局ディレクターの土井裕泰氏なのである。
ドラマは 「愛していると言ってくれ」 「ビューティフルライフ」、映画は 「いま、会いにゆきます」 「涙そうそう」 などを手掛けられた方。
だから、これだけ胸に響く映画に仕上がったのだろう。

泣ける、との評判を耳にしていたので、すぐにティッシュを取り出せる用意をして鑑賞。
もちろん1〜2度頬を濡らしたが、ティッシュを必要とするほどではなく、全体的にからりとしているのが良かった。 この映画には似合っていました。


「ストロボ・エッジ」 も、本作も、大ヒットと言って良い興行成績を記録。
しばらくは有村架純の主演作が作られ続けるのは間違いありません。

今年の秋になるのか、来年か、彼女の新作に駆けつけた際にも、こう呟きたい。
「こんな有村架純を観たかった」 と。


 

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