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2015年04月02日13:08

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名曲選「ト・レ・モ・ロ」柏原芳恵

80年デビュー組(14歳!)なんだけど、尋常じゃない色気があったよね〜。「ぶりっこ」というと松田聖子が代名詞的な扱いですけど、芳恵(よしえ)ちゃんの方がわざとら臭ぷんぷんしてたんじゃないかね〜。

81年末〜82年初頭にかけて「ハローグッバイ」(最高6位・登場21週・38.2万枚)でブレイクするんですけど、初期の河合奈保子同様に「70年代風」な色合いが今から思えば濃かったですね。
ま、「ハロー〜」についてはリメイクだから仕方ないけど、「春なのに」「最愛」と彼女の中で浮動票を集めた作品はフォーク歌謡で、結局しっとりとした歌謡曲が一番あってたんでしょうね。

安定期に入ると「実験作」もリリースするようになります。「春なのに」→「ちょっとなら媚薬」などは最たる例ですね。蛇足ですけど、芳恵の初夏作品ってちょっと弱いんですよね〜。83年「ちょっとなら〜」も「春なのに」に比べると20万枚減、84年「悪戯NIGHT DOLL」はブレイク以降では初の10万枚割れ、85年「太陽は知っている」はデビュー以降最低の登場7週という短命に終わるなど印象の薄い作品が多いです。

前置きが長くなりました。で、84年の「ト・レ・モ・ロ」ですが、究極のテクノ歌謡にトライします。

作詞/松本隆 作曲/筒美京平 編曲/船山基紀 の鉄壁の布陣

80年榊原郁恵「ロボット」のトリオが再結集、83年に休業した船山さんのパワー全開です。ギターとコーラス(想い出がいっぱいのH2O)以外はすべて打ち込みのサウンドなんだそうです。もうはっきり言ってインスト盤が欲しいです。イントロのキラキラしたアレンジは今聞いても古臭さを感じません。芳恵さんの「よろめき歌唱」も絶好調。彼女の歌が入ってくると、デジタル具合が薄まる感じもします。この最強トリオは同年小泉今日子「迷宮のアンドローラ」でもテクノ歌謡を展開します。

発売84年2月29日(4年に1度の日) 最高8位 登場10週 15.1万枚

オリコン*****8-*9-*9-14-16-20
かじやん36-12-12-12-13-13-15-19-29
ベストテン***9-*9-*9-10-14-16

総合チャートのかじやんチャートで10位入りを逃すんですね〜。でも意外と粘ってます。

音源が落ちてないんですよね
.https://www.youtube.com/watch?v=LfaxTcxtRKk
↑夜ヒット  生演奏です 

https://www.youtube.com/watch?v=OK1uFK8VCWY
↑次作、悪戯night doll  売れませんでしたけど、改めて聴くといいねぇ 悪くない
松本伊代が歌っても違和感ないかも

彼女のデジタル歌謡はこの2作とアルバム『LUSTER』で終わっちゃうんだけど、もうちょっと聞いてみたかったかな?けど「悪戯〜」の惨敗ぶりに見切りをつけたんでしょうね
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