mixiユーザー(id:2027350)

2015年04月07日16:18

499 view

金があったら是非買いたい「藤田嗣治 版画展」

昨日は初夏並みに暑い日だった。
何時にどこに行くかも分からないのだが、とりあえず入隊式用のスーツを買いに新宿へ。
高すぎず安すぎず、フォーマルすぎずラフすぎないのを予算の範囲で買う。これを夫への誕生日プレゼントとする。
名前を入れてもらってる間にデパートの画廊で「藤田嗣治 版画展」を見る。

これがすごい――。
てっきり復刻版かと思っていたらそうではなく、君代夫人コレクションからの現物である。
美術館に展示されていてもおかしくないレベルの藤田の直筆素描が200万〜300万ほどで販売されている。
夫と二人で感心しながら見る。
いまどきまだ藤田の現物が販売されるとは・・・、よほど藤田は大量に描いたに違いない。
内容は見応えあり、状態も大変良い。君代夫人はフランス在住なので、高温多湿から守られて紙にシミ一つ付いてない。

私たちが熱心に見ているので販売員が寄ってきて解説してくれたが、それによると藤田は日本国内ではイマイチの人気らしい。
「これから有名になる作家ですよ。一つ持っていると値打ちが上がりますよ」と。藤田に向かって“これから有名”とは何だ!?

30万〜50万ほどのリトグラフも多数あったので、うちの母が生きていたら買わせるところだ。
――しかし母は素描は買わない。
仮に買ったとしても、こんな紙ペラは飾ったとたんに日焼けして劣化が進む。複製を飾って本物は大事にしまっておくしかない。
ともあれ貧乏人は鑑賞するだけ。スーツを受け取って帰路に着く。

帰りに寄ったサイゼリアで店員に水をぶっかけられたが、スーツも買えたし藤田も見られたので全体的には良かった日。
7 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する