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2015年02月11日21:48

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変態チーズ中年の戯言

先の日記で
「マリーノ」が
「パルメナーラ」なんて勝手な名前を付けて、と
難癖をつけてしまったのだが
その点について触れないまま、日記を書き終えてしまったので
少し触れ直す事にしよう。

「パルミジャーノ・レッジャーノ」が
イタリアのDOSが認定したチーズしか名乗れないと云う事と
特定の製法と18か月以上の熟成を義務付けられている点は
述べた通りである。
だからこそ、その名前を削ったり、
拝借して新しい造語を作ったりするのは
折角採用している本家「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名が廃るんじゃないかと
そういう事が言いたいのである。

有名な名前を拝借している食品には
「パルメザンチーズ」という粉チーズがある。
これはイメージとしては「パルミジャーノ・レッジャーノの粉末」である。
但し、アメリカ生まれであり、製法は同じだが熟成期間は短いものが多く
しかもイタリア生まれではないので「パルミジャーノ・レッジャーノ」とは名乗れない
しかし名前は「パルマ風チーズ」となってしまうので
ヨーロッパではこの名前では売ってはいけない事になっているのだ。
本物よりは風味は落ちるけれども
料理に使う分には充分に代用できるし、安価で近い味わいが楽しめるのだから
決して悪い品物ではない事は付けくわえておこう。

「パルミジャーノ」を英語で言ったら「パルメザン」だからね。
ヨーロッパではこの名前がダメなだけなのだ。

話は戻るが
つまり、「マリーノ」は折角
本物の「パルミジャーノ・レッジャーノ」を使っているのに
この「パルメザンチーズ」と同じように安易に名前を崩してしまっている、と
指摘したいのである。
僕みたいに粘着質に調べたい人がお客なら、それはそれで良いのだろうけれども
「チーズなんて、どれも一緒よ!」
みたいな人に食べさせるには余りにも勿体ないと云うか
値段の根拠すら分かって貰えないのだとしたら
きっちり「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名前を背負うべきだと
お店の都合も考えずに勝手に思うばかりである。
因みに、若い店員に面白半分に何回かそのチーズの説明をさせたら
あっさり読み間違えて噛んでしまったので
店員としても言いにくいのだろう事は。。。確認済みである(笑)

話は変わるが
先だっては百貨店で
「レッジャーノ・ヴァッケロッソ」という亜流の同種のチーズを買った。
100グラム800円程度だが
結構、高級である。因みに真横に置いてあった18か月熟成の
パルミジャーノ・レッジャーノはグラム680円。
それは希少な種類の「赤牛(ヴァッケロッソ)」の乳だけで作った
パルミジャーノ・レッジャーノ風のチーズらしい。

まろやかさは確かに格上なのだが
DOSの認定を受けなくて良いのか
熟成の月数も表示が無く、まあ微妙な一品だったのだが
個人的にはヒットであった。
王道のチーズですら、このように色々と違っているので

冷蔵庫で「十勝」とか言って大きな顔をしているチーズも
今までは無意識にペロッと食べていたのだけれども
微妙な味の違いがあるに違いない、と
考えるようになって、銘柄や食べ方を少しずつ研究しながら
食べるようになったのである。

因みに12月初頭から
ほぼ毎日、何らかの形でチーズを口にしているのである。
チーズ中毒、と言って良いだろう。

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