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2011年08月31日23:32

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アルベロベッロのトゥルリ

ベネチアでMSCマニフィカ号に乗船し、クルーズがはじまりました。
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最初の寄港地は南イタリアのバーリ。
ここから約1時間バスに乗って、世界遺産となっているトゥルリを見に行きました。個人的には、今回一番楽しみにしていた場所でした。

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ここ南イタリアの田舎町アルベロベッロでは、キノコ形のとんがり屋根の石の家、トゥルリTrulliという家が集まっている。
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この屋根にはこの地方特産の平らな石が何層にも積み重ねられており、一つの屋根に一つの部屋という構造になっている。
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なぜ、この地方だけ、こんな独特な家並みが生まれたのか。
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15世紀末当時、ナポリ王国は家の数によって町から税金を取っていた。しかし、当地の町長は、納める税金をごまかすためにすぐに解体できる家作りを住民に指示した。国の役人がやってきたときは屋根を壊して、これは家ではないと主張したのだ。
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当時はセメントなどを使わず、石を積み上げるだけの構造で、Key Stoneという石を引っこ抜くと、一気に屋根が崩れ落ちるようになっていたらしい。
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部屋から屋根を見上げると、そのまんまの形だ。もちろん現在はモルタルなどで固められている。
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白一色の美しい街並みを見に世界各国から年間100万人以上の観光客が訪れるそうだ。
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トゥルリの多くはおしゃれな土産物屋になっている。
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2つのトゥルリがくっついた形の珍しい家もあった。
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丘の一番上には、町のシンボルであるサンアントニオ教会がある。
この教会の屋根も三角屋根だ。
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この日は寄港時間わずか5時間のなかでのバスツアーだったので、思う存分に見ることができなかった。またいつか、ゆっくり散策しに来たいと思った。



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