mixiユーザー(id:20129719)
2009年12月20日03:02
10 view
上田丸子電鉄 西丸子線の軌跡��
 |
 |
 |
一面の田園風景の中を一筋の軌道跡が続いている。
紅葉が美しい。
一軒の民家を過ぎると、それは突然現れた。
廃止後46年間、風雪に耐え続けた馬場駅舎だ。
ガラスが割れ、屋根は無残にも劣化した波板が被せられている。
ホームもしっかりと残っている。線路側が少し削られているかもしれない。
裏側は中央部が不自然に塞がれたように見える。出入り口があったのだろうか。しかし階段が無い。この窓は格子窓でないので、後年つけられたものの様に感じる。
石積みの基礎はしっかりしており、ここが駅だったことを雄弁に主張している。
ホームに面した引き戸部分は完全に塞がれ、その前には瓦がうず高く積まれている。この駅舎の物ではないだろう。
左の増築部分は廃止後に作られたのであろうか。トイレだった可能性もある。
今来た道を振り返る。この廃駅舎と一軒の民家のみが、広大な農地の中で寄り添うように建っているのがわかる。
このあと軌道跡はゆるやかな右カーブを描く。
そして県道に飲み込まれるように合流する。当時はココから先は峠になっており、手掘りの華奢なトンネルがあったらしいが、現在は大規模に造成された工業団地になっている。
その一角に長野計器がある。ここにはモハ5253が静態保存されている。
キレイにレストアされ、状態は別所温泉駅のものよりも良い。
会社の入口に丸窓が置いてあるなんて、すばらしい。
この後、依田駅跡付近から先は依田川に向かい、狭い道路と軌道跡がほぼ一致していると思われるが、カーブや勾配がきつすぎる点から、つかず離れずだった可能性が高い。この部分は後日精査して加筆したい。
依田川縁の川端駅跡には石碑が残っている。
上田温泉電軌と記されているのが判る。
その石碑の先が依田川橋脚になっている。
周囲は民家が建ち並んでいるが、この一角のみがモニュメントのように静かに佇んでいた。
川の向こう岸に行く。
後方に民家が密集して、軌道跡はすっかり無かった事になっているかのようだ。撮影時は気付かなかったが、川の中央に見えるコンクリート塊は橋脚基部跡かもしれない。
対岸を探索すると、蔦がからまった橋脚が取り残されていた。
おそらく昔は河原が今よりも広かったのだろう。堤防と護岸で河原が狭くなり、橋脚の上部だけ埋もれずにココに顔を出しているのだろう。
ここから終点の西丸子までは川辺と県道の間の狭い路地になっていると思われるが、いまひとつはっきりしない。終着駅西丸子のあった場所は消防署の駐車場付近といわれているが、どう写真を撮ったらいいのかわからなかった。ここも分かり次第加筆したい。
さらに周辺を散策していると、丸子文化会館前にはED251が静態保存されていた。しな鉄大屋駅の記事でも述べたが、この地域の鉄道遺産というものに対する愛着がうかがい知れる。
紅葉が美しい。
一軒の民家を過ぎると、それは突然現れた。
廃止後46年間、風雪に耐え続けた馬場駅舎だ。
ガラスが割れ、屋根は無残にも劣化した波板が被せられている。
ホームもしっかりと残っている。線路側が少し削られているかもしれない。
裏側は中央部が不自然に塞がれたように見える。出入り口があったのだろうか。しかし階段が無い。この窓は格子窓でないので、後年つけられたものの様に感じる。
石積みの基礎はしっかりしており、ここが駅だったことを雄弁に主張している。
ホームに面した引き戸部分は完全に塞がれ、その前には瓦がうず高く積まれている。この駅舎の物ではないだろう。
左の増築部分は廃止後に作られたのであろうか。トイレだった可能性もある。
今来た道を振り返る。この廃駅舎と一軒の民家のみが、広大な農地の中で寄り添うように建っているのがわかる。
このあと軌道跡はゆるやかな右カーブを描く。
そして県道に飲み込まれるように合流する。当時はココから先は峠になっており、手掘りの華奢なトンネルがあったらしいが、現在は大規模に造成された工業団地になっている。
その一角に長野計器がある。ここにはモハ5253が静態保存されている。
キレイにレストアされ、状態は別所温泉駅のものよりも良い。
会社の入口に丸窓が置いてあるなんて、すばらしい。
この後、依田駅跡付近から先は依田川に向かい、狭い道路と軌道跡がほぼ一致していると思われるが、カーブや勾配がきつすぎる点から、つかず離れずだった可能性が高い。この部分は後日精査して加筆したい。
依田川縁の川端駅跡には石碑が残っている。
上田温泉電軌と記されているのが判る。
その石碑の先が依田川橋脚になっている。
周囲は民家が建ち並んでいるが、この一角のみがモニュメントのように静かに佇んでいた。
川の向こう岸に行く。
後方に民家が密集して、軌道跡はすっかり無かった事になっているかのようだ。撮影時は気付かなかったが、川の中央に見えるコンクリート塊は橋脚基部跡かもしれない。
対岸を探索すると、蔦がからまった橋脚が取り残されていた。
おそらく昔は河原が今よりも広かったのだろう。堤防と護岸で河原が狭くなり、橋脚の上部だけ埋もれずにココに顔を出しているのだろう。
ここから終点の西丸子までは川辺と県道の間の狭い路地になっていると思われるが、いまひとつはっきりしない。終着駅西丸子のあった場所は消防署の駐車場付近といわれているが、どう写真を撮ったらいいのかわからなかった。ここも分かり次第加筆したい。
さらに周辺を散策していると、丸子文化会館前にはED251が静態保存されていた。しな鉄大屋駅の記事でも述べたが、この地域の鉄道遺産というものに対する愛着がうかがい知れる。
1
6
ログインしてコメントを確認・投稿する