三日ぶりに晴れた。昨日の晩は午前零時を過ぎてから近所の入善神社に初詣をしに行った。
大きな神社のようなにぎやかさはないけれど、厳かさがあった。雪のなかにたたずむ社は神秘的だ。
入善神社にはその歴史を知るための断り書きも何もない。規模の割には庭園まであって整った神社だ。私は入善という富山の片田舎をいろいろと歩いてみたがこの神社以外に社がない。あるのは浄土宗の寺院だけ。田舎ではあるが住宅地として開発されていて田圃を埋め立てたりしてささやかな都市化が進んでいる。もしかすると入善の町に点在していた小さな社を区画整理のために一つの場所に集めたのかもしれない。入善神社というとってつけたような名前も入善のあらゆる神をまとめた結果であろうか…それは大阪に帰ってからまた詳しく調べることにしよう。
昼はカメラを片手に立山の風景を撮りに出かけた。足が飲み込まれるほどの積雪。私はこんなに沢山の雪を見るのは初めてだ。とても新鮮に感じた。純白の町を見下ろす立山の姿は神々しい。何も変わらない自然が身近にある生活も悪くはないかもしれない。
ログインしてコメントを確認・投稿する