先日、NHKの番組で
ZARD坂井泉水さんの特集をやっていた。
見ていて、
ファンの年齢層が幅広いことにあらためて驚く
自分よりずっと上の方から、中高生まで。。。
やっぱり、
歌詞のわかりやすさ&明るさのためであろう
どの曲も、小学生でもわかるフレーズで創られ、
「永遠」「運命」のような、
貴金属元素みたいな単語も数多く登場する
それからZARDの曲というのは、
世界的名画と似たところがある、かもしれない
ことに気づいた。
名画の中には、
「小さな赤い点が加わっただけで、その絵は死んでしまう」
といわれるようなものがある。
ZARDの曲も、「てにをは」などが変わっただけで
一気に色あせてしまうものが多い気がする。
そして、親しみやすく明るいトーンの表現は、
一歩間違うと、陳腐になるという脅威とも隣り合わせで
まさに綱渡りでもある
昔、
「なぜ同じ内容の"教訓"でも、教師の言葉はうんざりして、
シンガーソングライターの言葉はしびれるのだろうか」
と、疑問に感じたことがあった(笑)
それは、使う言葉のわずかな違いだ、という結論にいたった。
似ている中に存在する本当にわずかな差異……。
エタノールは食用なのに、
メタノールを口にすると失明するがごとく。
普段の生活でも、うっかりすると
相手の心を一瞬にして閉ざしてしまう、
プルトニウムのような言葉を
使ってしまいがちなのかもしれない
話が飛んだが、
やはりZARDの歌詞はすばらしいと気づかされた。
ちょうど身近な酸素や窒素に、
貴金属元素を織り交ぜるようにして
ユニークな世界が創られているのだろう
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